12月23日(祝・水)晴時々曇のち雨
久しぶりにゴルフの練習に行って来ました。目標を達成してから、いつでも100が切れる気分でいましたがその後スコアは悪くなる一方なのでもう一度謙虚にスイングする練習をしてきました。29日に今年最後のゴルフがあるので寒い中ですが少しでもいい気分で今年を締め括りたいものです。
さてところで今日も船の話を一つ。帆船の船首には必ずと言っていいほど天使とか猛獣の像が取り付けられているのを御存知でしょうか?
大航海時代の帆船は現在よりも性能も悪く、天気予報もない時代でしたから航海に出ることは命がけでした。そこで神の加護によって航海の安全を脅かす魔物から逃れるため、船乗りは船首に像を飾ったようです。これをフィギュアヘッド(船首像)と言います。蒲郡でも毎年見かける海王丸は笛を持った可憐な女性の像がつけられています。多分神の加護を受けるために天使をモチーフにして現代風にしたのだと思いますが、格好いいですよね。
神の加護を受けるために天使をモチーフにしたものの他に龍とか獅子などの猛獣をモチーフにした帆船も多くあるようです。こちらは敵を威嚇する意図が強い帆船だったようです。もし日本が大航海時代のメンバーだったら仏教の神様たちが飾られていたかもしれません。弁才天や吉祥天なんかもいいですし、相手を威嚇するためには不動明王とか毘沙門天なんか最適のような気がします。残念ながら当時の日本は鎖国をしていたし、近海を航海する程度でしたから艪を漕ぐ船がほとんどで帆船と言えそうなのは北前船ぐらいかもしれません。
そう言えば北前船は北海道から日本海を南下して下関から瀬戸内海に入り大阪に昆布等の海産物を運んでいました。そこで西日本では昆布でだしを取るのが一般的です。逆に関東は南の海で取れたカツオを鰹節にして鰹だしが一般的になったようです。北の海産物が西日本のだしになり、四国沖で取れた鰹節が関東以北のだしになっているのはちょっとおもしろいですね。そう言えば都昆布なども大阪ではみなさん食べているようですが関東ではあまり食べないように関西人には函館の昆布と縁が深いのは北前船の影響です。
北前船が日本海側を通ったのは黒潮が強かったからかもしれませんね。潮の流れと言うのは結構強くて、風があまりない時にはヨットが前にまったく進まないこともあります。
今日の話はフィギュアヘッドの話でした。それではまた。
久しぶりにゴルフの練習に行って来ました。目標を達成してから、いつでも100が切れる気分でいましたがその後スコアは悪くなる一方なのでもう一度謙虚にスイングする練習をしてきました。29日に今年最後のゴルフがあるので寒い中ですが少しでもいい気分で今年を締め括りたいものです。
さてところで今日も船の話を一つ。帆船の船首には必ずと言っていいほど天使とか猛獣の像が取り付けられているのを御存知でしょうか?
大航海時代の帆船は現在よりも性能も悪く、天気予報もない時代でしたから航海に出ることは命がけでした。そこで神の加護によって航海の安全を脅かす魔物から逃れるため、船乗りは船首に像を飾ったようです。これをフィギュアヘッド(船首像)と言います。蒲郡でも毎年見かける海王丸は笛を持った可憐な女性の像がつけられています。多分神の加護を受けるために天使をモチーフにして現代風にしたのだと思いますが、格好いいですよね。
神の加護を受けるために天使をモチーフにしたものの他に龍とか獅子などの猛獣をモチーフにした帆船も多くあるようです。こちらは敵を威嚇する意図が強い帆船だったようです。もし日本が大航海時代のメンバーだったら仏教の神様たちが飾られていたかもしれません。弁才天や吉祥天なんかもいいですし、相手を威嚇するためには不動明王とか毘沙門天なんか最適のような気がします。残念ながら当時の日本は鎖国をしていたし、近海を航海する程度でしたから艪を漕ぐ船がほとんどで帆船と言えそうなのは北前船ぐらいかもしれません。
そう言えば北前船は北海道から日本海を南下して下関から瀬戸内海に入り大阪に昆布等の海産物を運んでいました。そこで西日本では昆布でだしを取るのが一般的です。逆に関東は南の海で取れたカツオを鰹節にして鰹だしが一般的になったようです。北の海産物が西日本のだしになり、四国沖で取れた鰹節が関東以北のだしになっているのはちょっとおもしろいですね。そう言えば都昆布なども大阪ではみなさん食べているようですが関東ではあまり食べないように関西人には函館の昆布と縁が深いのは北前船の影響です。
北前船が日本海側を通ったのは黒潮が強かったからかもしれませんね。潮の流れと言うのは結構強くて、風があまりない時にはヨットが前にまったく進まないこともあります。
今日の話はフィギュアヘッドの話でした。それではまた。