12月19日(土)雪のち晴
今朝はうっすらと雪化粧になりました。歯医者の順番を取りに出かけた時にはまだ雪が降っていました。順番の時間まで2時間ほどあったので、雪の降る中を散髪に行き、帰ってくる頃までには雪も止み晴れ間が出ていました。太陽の光にあたるとなんて暖かいのかと改めて感じずにはいられません。地球上の生き物は太陽の恵みの元に生存している訳で、太陽が消えてしまったとしたら植物も動物も絶えた暗黒の世界になってしまいます。
そう言う意味で古代の人間が太陽を崇拝し、祀ったことは、当然の結果であり、一番自然なことでした。その後いろいろな神様や仏様が出てきて崇拝の対象が変わってきてしまいましたが、我々は太陽の下でしか生きられないのですから、太陽が燃え尽きてしまうまでに別の太陽系に移り住むことができる知恵を持てるかどうかに地球上の生物の未来はかかっています。
そうなるまでにはまだまだ時間はありますが、世界中が力を合わせて宇宙開発に取り組んだり、今の地球環境を維持する活動は重要なことです。しかしながら人間はどうしても目先の利益しか視ることができません。みんなわかっていながら、COP15も先延ばしぐらいしかできません。所詮人間は目の前に危機が迫らない限り協力しあうことはできない動物です。自分も昔そうでしたが試験の前の一夜浸けでしか勉強しなかったのと同じようなことです。
さてところで今日の船の話ですが、船は古代エジプトの葦の船が最初と言われていますが、それよりずっと昔にアフリカの洞窟で人類と言う生物が誕生しました。多分その頃は水に浮かぶ丸太に掴まって川を渡ったりしていたのでしょう。そう言う意味で船の概念は人類発足とともにあったのではないでしょうか?現代の遺伝子工学から判明していることは、アフリカの洞窟から出てきた人類が何百年、何千年と言う時間をかけて世界中の至る所に生息する動物となっていったことです。そのためには当然河や海を越えて行く必要があっただろうし、何千、何万の犠牲の中で種を増やしてきたことになります。そして地上の1気圧の世界においては覇者と言えるようになりました。これからは気圧の壁を破る船が必要になってきました。ゼロ気圧の壁を越えようとしているのが宇宙船であるし、何百気圧の壁を越えるのが潜水船です。
宇宙船はまだ月までしか到達していませんがいずれ有人の宇宙船が太陽系を離れることがあるのかもしれません。そう言えば来週の月曜日にはロシアの宇宙船ソユーズが打ち上げられますね。国際宇宙センターに行って滞在することになるそうです。日本人の宇宙飛行士野口さんが行くことになっているのでニュースでもよく取り上げられていました。
一方地球の海の底に行く潜水船は、まだ6500mぐらいまでしか到達できていません。日本の「しんかい6500」ですよね。でも海の深さは1万mもあるのでまだまだ越えられない気圧の壁があります。まぁ1万m潜ってみても何もないかもしれませんがひょっとすると地球ができた古代からのゴミが溜まっているところがあるのかもしれません。
いずれにしても、未だ道半ばですが、地上の1気圧付近はすべて行き尽くした以上、人間の冒険心はゼロ気圧地帯を越えてはるか遠くの未知の世界と何千気圧の海底の世界に夢を見るのは自然なことかもしれません。その昔海の果ては断崖絶壁の滝のようだと思っていた世界が丸くて世界一周できるようになったように、果てしない宇宙と思われている銀河系も時空の歪みを利用して簡単に行ける時代がくるのかもしれません。
未知の世界へ旅立つ乗り物はすべて船と言う話でした。
それではまた明日。