ワタシは好きです!
ガリレオの短編シリーズ。
かえって、直木賞受賞作の こちら より、短編で1話完結になったことにより、
トリックも筆運びも 遥かにキレ味があって、東野センセイの長所が 随所に光っています。
予想以上におもしろくて(直木賞作家の大センセイに向かって、す、すみません…。) 引き込まれました。
なお、紹介ページーは、こちら となっておりまする。
湯川先生もシリーズが進むに従い、有名になってきてしまったこともあり、
草薙&薫ちゃん の刑事コンビを 放って置けないようですね。 (^ー^* )フフフ
この辺のジレンマがよく表れていて、
かえって、湯川の “人の良さ”が垣間見えるシーンもあり、
と、いわゆる 人情がらみの駆け引きは、東野先生ならではの 最もお上手な分野だと
感服いたします…。
刑事仲間に薫ちゃんが加わったことにより、
湯川もカドが取れたと言うか…、(笑)
これにつられて(?)、東野センセイのアイデアも次から次へと、よくも出るもんだと…。
数々の物理的なトリックに、
門外漢なワタシは、1話読み進めるごとに、
「ひぇぇ~~!」「こうきたか~~、ぬぉぉーー すごいやねぇ~!」
と感心しまくっております。
今回、最も気に入ったのは、最終章の 『攪乱す』でしょうか。
湯川を妬む 元.物理学者 高藤 の執拗なまでの執念が生む、犯罪心理と
事件関連性を巧みに解き明かす 湯川のタネ明かしは、面白かった~♪
しばらく、このスタイルで行ってください…。
東野センセイ。
( ̄∇ ̄) ぬふふ
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