自己紹介兼ねて自分の就職活動から人材業界に入るまでの「事実」を書いてきたが、今回でいったん終わり!強引にまとめると、前回お話した人材の会社が扱っていた適性診断のユーザーだったのがウチの社長。で、縁あって今に至る。以上!
当時は「この人(うちの社長のことですが・・・)と私は住んでいる世界が違う!違いすぎる!!」と思っていた。だから、今こうして一緒に仕事をしていることが不思議で仕方がない。
なぜならば、その①
当時の私:ようやく「安住の地見ぃつけたぁ~」と思っている、ちょっと気が強く、適度、いや中途半端にキャリア志向の平凡なビジネスウーマン。
社長:弱冠26歳で独立したやり手の人事コンサルタント
なぜならば、その②
当時の私:とりあえず与えられた目標はクリアし、好きな洋服が我慢せずに買える!ちょっと高級なところでも食事ができる!!程度のお給料に安穏としつつある状態
社長:当時の私には考えられないほどのお金を稼ぎ、百戦錬磨の中小企業社長の人事ブレーンとして妥協を許さない仕事している状態
ここまで違うと、「尊敬」というより、わからないことが多すぎて「警戒(心)」が先に立つ。また、独特のオーラがあって、相手に「ノー」と言わせない雰囲気プンプン。
たとえば、ある日電話で
当時の社長「今から○○(商品の適性診断のことです)30部、持ってきてくれ!かまへんか?」※一応「かまへんか?」という言葉はついています
当時の私(心の中)「ええっ今から??そんな無茶言うたらあかんわ、こっちにも都合あるでぇ~」
(実際の反応)「はい!」
で、なんとかする。と、「なんとかなる」これが。
不思議となんとかしようと思わせる力があるのよ!仕事柄、講演会や社員研修の場で「リーダーとは?」というテーマで話をすることがあるけど、リーダーに最も必要なのは「人を動かす力」だと思う。理想論やうんちくでは人は動かない。いかにして人を動かすか?そのためには相手が「動こう!」「動きたい!」という気になること=その気になることが必要不可欠。少々強引だと感じるところはあったけど、ウチの社長には圧倒的にこの力があったと思う。取引先や仲間に対するあたりのきつさはお客さんや自分の言動に対する責任感のあらわれなのか・・・と気づいた時から、「あれ?ひょっとして悪い人じゃないかも!」「あれ?」「ふぅ~ん」「なるほど!」と警戒心が共感に変わり・・・で、今に至るですわ!!
「中村さんはなぜ今の会社にはいったの?」「迷いはなかった?」「不安は?」幾度となくこの質問を受けてきた。周りから見ると、一部上場企業からなんで?と不思議に思うらしい。正直、いけいけの私でもちょっとの勇気は必要だった。でも、さほど考え込むことなく「ええ~い!」と飛び込めたのは、社長の人生哲学や行動美学に一点の曇りも少しのブレもなかったから。それは、今でも変わらない。おかげで今まで「やめておけばよかった・・・」と思ったことは一度もないが、これはこの上ない幸せであると同時に、ちゃらちゃらと生きてきた私にとって時にはとんでもないプレッシャーと戦うことでもある。それでも、最近ではそんな自分も受け入れて楽しくシビアに仕事をしている。
いい出会いに感謝して続く・・・。