女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

組織人に求められる品格

2020-06-08 | 日記

中村です。

 

「品格」
辞書的な意味は、その人や物に感じられる気高さや
上品さ、品位のこと。


人に関して品や品格に訴求する際、「上品なおばさん」
や「品のない笑い方・・・」など多くはその人の見た目や
言葉遣い、話し方、立ち居振る舞いなどを指す。


しかしながら「品の良さ」は、見た目や言葉遣い、話し
方、立ち居振舞いなど表面化した言動を指すのではない。
それらは、あくまでもその人の心構えの有り様が滲み出
ているに過ぎない


では、心構えのベースは何か?



それは、会社や家庭、地域や友人関係など帰属するコミュ
ニティにおける自分自身の立ち位置の認識度合い



立ち位置は、全体の中での自分の位置づけ=ポジショ
ニングによって決まる。立ち位置を認識する
には、周りとの関係性の中で「こちら側」か「あちら側」
を分ける境界線、距離感の「近い」「遠い」を判断する
モノサシが必要。


会社における立ち位置は、指摘を「受ける側」から「する
側」に。営業担当をサポートするアシスタント職から自ら
客先開拓に出向く営業担当へなど所属するコミュニティに
おける自分の役割や成熟度に応じて変化する。


品のある人とは、


自分のスキルや能力を過大(あるいは過少)評価するこ
となく、全体の中での自らの果たすべき役割と目に見え
ない境界線を守って行動し発言できる人



入社後3~4年経過し、会社や担当業務に慣れ、任される
仕事や担うべき役割が増えてきた時、抜き打ち試験のよ
うにこれらが試される。


特に、役員秘書や営業アシスタント職など自分がメイン
でなく役員や営業担当をサポートする職種の人は要注意。


自分とサポートする人を同化してしまい、無意識のうちに
超えてしまう・・・


こちら側とあちら側を分ける目に見えない境界線


自分(秘書)と役員は違う
⇒社員が顔色を伺い気を遣っているのは役員であって自
 分ではない。
自分(アシスタント)と営業担当は違う
⇒社内で交わされる客先に関するうわさ話。営業がして
 いるからと言って自分は関係ない


冷静に考えれば、当たり前のこの事実。
同じ案件に携わり、一緒に問題解決にあたっていても、
双方の間にある目に見えない明確な境界線。


こちら側かあちら側か

立ち位置の違いをしっかり認識できる=組織人の品格


この品格が備わっているからこそ言葉遣いのきれいさ
や丁寧さ、立ち居振る舞いの美しさが活きる。

自分の立ち位置を認識して仕事ができる品のある組織人
を育てていきたい。