女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

「で」じゃなく「が」

2021-03-05 | 日記

中村です。



昨日、ある会社のミーティングに参加した時のこと。

4月に入社する新入社員の育成計画を検討するミーテ
ィング。入社後の教育計画をどうするか?受け入れ側
の自分達はどのように関わればいいか?などなど検討
する項目は多い


途中、議論が行き詰まってしまった場面でこんなこと
があった。


メンバーの一人が


「それええんちゃいます?」


とある案を指さした



ちょっと待った~



『で』はあかん。『が』

たまらず、立ち上がってホワイトボードに「で」「が」
と書いてプチ説明。「~でいい」という選択は妥協の産
物。一方、「~がいい」という選択は納得の産物。結果
として選択したものが同じだったとしても、ベースにあ
るものが妥協と納得ではその後の心持は全く違う


大切な新入社員を育てる計画を「こんなもん」で
決めてええんか?

「こんなもんええんちゃう?」で決めた計画を
真剣に遂行できるか?


と問う。いずれもNO



どうせなら、とことん議論を尽くし

「これいい」と思える計画で受け入れよう
その後、議論は再開。想いのこもった計画ができた。



今日ある会社でリモートの内定者研修を行った際、
上記エピソードをこんな風に伝えた。


もう間もなく飛び込んでくるビジネス社会における選択
の場面で、


「~でいい」という選択は、妥協の産物。そこにこだわ
りはない。こだわりがないから、選択が正しくても大き
な喜びもない代わりに失敗だったとしても大きな怒りや
落胆はない。感情の揺れは小さい。

に比べて、

「~がいい」という選択のベースにはこだわりがある。
こだわって手に入れたものには愛着があるから基本大切
にする。選択が正しければ大きな喜びや満足感が得られ
る代わりに、失敗だった時の怒りや落胆も大きい。感情
の揺れが大きく疲れることもあるが、むっちゃ嬉しい、
むっちゃ腹が立つ、むっちゃがっかり…この深い感情が
次へのステップに向かう原動力となる。


間違いなく日常は豊かなものになる


仕事だけじゃなく、恋愛も、人間関係も同じ


「で」で妥協せず「が」でこだわって選択・決断するのは
時に面倒くさく、対峙が避けられない場面も多い



それでも


「が」にこだわり、
これいいと思うものを手に入れ、
この人いいと思う人と一緒に、
ここいいと思う場所にいることができる


そんな豊かな人生を送ってほしい