中村です。
昨日、ある会社のミーティングに参加した時のこと。
4月に入社する新入社員の育成計画を検討するミーテ
ィング。入社後の教育計画をどうするか?受け入れ側
の自分達はどのように関わればいいか?などなど検討
する項目は多い
途中、議論が行き詰まってしまった場面でこんなこと
があった。
メンバーの一人が
「それでええんちゃいます?」
とある案を指さした
ちょっと待った~
「『で』はあかん。『が』や」
たまらず、立ち上がってホワイトボードに「で」「が」
と書いてプチ説明。「~でいい」という選択は妥協の産
物。一方、「~がいい」という選択は納得の産物。結果
として選択したものが同じだったとしても、ベースにあ
るものが妥協と納得ではその後の心持は全く違う
大切な新入社員を育てる計画を「こんなもんで」で
決めてええんか?
「こんなもんでええんちゃう?」で決めた計画を
真剣に遂行できるか?
と問う。いずれもNO
どうせなら、とことん議論を尽くし
「これがいい」と思える計画で受け入れよう
その後、議論は再開。想いのこもった計画ができた。
今日ある会社でリモートの内定者研修を行った際、
上記エピソードをこんな風に伝えた。
もう間もなく飛び込んでくるビジネス社会における選択
の場面で、
「~でいい」という選択は、妥協の産物。そこにこだわ
りはない。こだわりがないから、選択が正しくても大き
な喜びもない代わりに失敗だったとしても大きな怒りや
落胆はない。感情の揺れは小さい。
に比べて、
「~がいい」という選択のベースにはこだわりがある。
こだわって手に入れたものには愛着があるから基本大切
にする。選択が正しければ大きな喜びや満足感が得られ
る代わりに、失敗だった時の怒りや落胆も大きい。感情
の揺れが大きく疲れることもあるが、むっちゃ嬉しい、
むっちゃ腹が立つ、むっちゃがっかり…この深い感情が
次へのステップに向かう原動力となる。
間違いなく日常は豊かなものになる
仕事だけじゃなく、恋愛も、人間関係も同じ
「で」で妥協せず「が」でこだわって選択・決断するのは
時に面倒くさく、対峙が避けられない場面も多い
それでも
「が」にこだわり、
これがいいと思うものを手に入れ、
この人がいいと思う人と一緒に、
ここがいいと思う場所にいることができる
そんな豊かな人生を送ってほしい