中村です。
今回はしおの接骨院での話し。
しおの接骨院は、以前のブログでも紹介したいきつけの接骨院
身体のメンテナンスが必要なお年頃の私にとって、特に痛みが
ない時も予防の意味もあって、週二回は訪れる(訪れたい)場
所。最近は股関節の動きを良くするための週1回のトレーニン
グもスタートし、私にとってなくてはならない場所の一つ。
今日は朝一トレーニングの日。20分間のトレーニング後の施
術でベッドにうつ伏せになっている時のこと。
これまた以前のブログで紹介したゴルファー島野璃央プロもし
おの接骨院でトレーニングを受けていて、今日はたまたま私の
次が島野プロのトレーニングだった。
うつ伏せ状態の私の耳に島野プロのトレーニングの様子が聞こ
えてくる
担当トレーナーとのテンポの良い掛け合いが心地よい。普段か
ら2人の間に信頼関係が構築されている様子が伝わってくる
「島野プロ、普段こんな感じでトレーニングしてるんや…」
興味深く聞いているうちに、会話の雰囲気で(島野プロの)ト
レーニングが終わりそうな雰囲気…と、その瞬間
「けつ(注:お尻のことです)、下がっとるやないかぁ~っ」
と弾けるようなトレーナーの声と、島野プロの照れたような笑い
声が聞こえてきた。
それを微笑ましく聞きながら想った
恐らくこのような状況で、多くのトレーナーは、
「お尻が下がってますね」
あるいは
「ちょっとお尻上げていきましょか」
という表現で指摘するのではないか
少なくとも、「けつ、下がっとるやないか」という表現で指摘
するトレーナーは稀、いやっ、いないだろう。
でも、
これ以上その場にぴったりの表現はなかった。少なくとも私
にはそう感じた。だから妙に心にささった
顔は見えなかったが、声の表情から
トレーナーは笑顔
島野プロも笑顔
そして、2人の人柄や関係性を知っている人も笑顔
空気もほっこり
最近巷で「〇〇ハラスメント」という単語をよく耳にする
セクシャルハラスメント(セクハラ)
パワーハラスメント(パワハラ)
モラルハラスメント(モラハラ)
書き出したらキリがない…
そしてハラスメントにどのように対応するかを学ぶ講座や認定
資格ができて、それらを取得した人が尤もらしくそれらを語る。
ハラスメントのない社会をつくることに全く異論はない。社会
生活を営む上で、みんなが気持ちよく場を共有できるように配
慮する。嫌なことをしない言わないということは大切なことだ
と思う。
しか~し ※以下、批判を覚悟で持論を述べます
〇〇ハラスメント対策で論じられる
何がハラスメントか?
どのような言葉がNGなのか?
には正直しっくりこないものを感じる。
なぜなら、ハラスメントが問題になる場合、その多くは
何をした(言った)か(=内容)ではなく
誰がした(言った)か(=相手)
行為や発言そのものではなくそれらの主体者である相手(=人)
の受け止め方や関係性に起因する
相手がOKなら何をしても(言っても)OKとは思わないが、
NG行為や発言を細かく規定することが問題状況の解決に必ず
しもつながらないだけでなく、ハラスメントを恐れてコミュニ
ケーションを避ける、あるいは適切な指導と言う役割を放棄す
る上司と、ハラスメントを盾にコミュニケーションを拒絶する
部下との間に溝をつくらないか疑問に思う時もある。
私自身、間違いなくハラスメントを受ける側ではなくする側
自分自身の言動が自分より立場の弱いメンバーにとってハラス
メントになっていないかどうか再考するとともに、コロナの影響
で「対面」「密接」なコミュニケーションが希薄になりつつある
昨今、やっぱり人と人。密接なコミュニケーションをとり、信頼
され信頼できる人達と一緒に過ごしたいという気持ちを再確認さ
せてくれるエピソードだった。