女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

自己主張強い系販売スタッフ

2021-09-01 | 日記

中村です。




洋服や小物は梅田の商業施設で購入することが多い私。が、コ
ロナ禍で梅田へのショッピングは自粛。この一年半ぐらいは、
せいぜい美容デーで京橋に行った際、ガード下のショップを覗
くぐらいで我慢している


で、先日月に一度の美容デーで京橋に出掛けた時のこと。


予約時間まで時間があったので新商品入荷しましたDMが届い
たあるショップを覗いてみた



そのショップは、ちょっと変わったデザインのインポートもの
を扱っていて値段もリーズナブル。どちらかと言うとカジュア
ルラインで仕事にはちょっと…のものも多いけど、結構気に入
ってちょくちょく購入している。スタッフが明るくかつ「似合
う」「似合わない」をはっきり言ってくれるのも気に入ってい
る理由の一つ。


以前のブログでも取り上げたことがあるが、私は必要以上に調
子よく合わせてくるスタッフが好きではない。

どんな商品を試着しても・・・「お似合いです」
どの色も・・・「お似合いです」
どっちがいいと思う?と意見を求めても・・・「迷いますよね」
↑ 迷てるから聞いてるんやん(心の声)


そら、そのほうが楽やろ無難やし、はずさへんし


でも、これらの全てお薦め系販売スタッフより


私はこちらのデザインの方が似合ってると思う」
私はこちらの色の方が似合うと思う」

あるいは、自分では絶対に手に取らない商品を

「このデザイン絶対似合うと思うから一回試着してみてほしい」

と自分の意見を主張してくる自己主張強い系販売スタッフの方
が好みだし信頼できる。ただし、そのスタッフの主張が「確か
に(そうだ!)」と納得できる場合(人)に限定される…。

このタイプのスタッフの接客で買った商品は、結果として着回
しがきくし、購入後「楽しかった」という心理的充実感も高い。
楽しくてついつい買いすぎてしまうというデメリットもあるが…。


前置きが長くなったが、今回接客してくれた新入りらしきスタ
ッフ、明るくて積極的に提案してくるのは他のスタッフ同様。
最初はテンポのよい会話を楽しんでいた


が、


途中から


「…」


最後の方は


「はいはい、もうええから


という気持ちに…。



なぜに?



自己主張がすぎる



2色展開のパンプスを見ていると、
※見ているだけでまだ迷ってもいない



私としてはこちらの色の方がいいと思います」


さらにTシャツを手に取っていると、次々とお薦めアイテム持
ってきて


私としては、このラインもお似合いだと…」
※「今Tシャツみとんねん」(心の中の声)


極めつけは、前回来店時に購入したカットソーをお勧めと持っ
てきた時。

「これは前回買ったわ」と伝えると、



「え~え~っつ、ほんまですか?そんなことってあるんですね」


と一気にテンション私のテンションは
※そんなに驚くことかぁ?(心の中の声)


私のテンションが下がっていることを知る由もない彼女はさら
にテンション


「何に合わせて着てはるんですか?」


と続けてきた。


正直購入はしたが一度も着ていない。


で、少々素っ気なく


「まだ一回も着てない…」


せめて、ここで気づいてほしかった


が、


「ええっ~つ、どうしてですか?」


ときた。



「…」
※もうええわ(心の中の声)


自己主張強い系販売スタッフが好みと書いたが、スタッフの自
己主張が欲しいのは、

・迷っている時
・背中を押してほしい時

に限る(=タイミングが大切)。


そして、そのスタッフとの間に


・(この人は)私のことをよくわかってくれている
・(この人は)プロとしてのモノサシを持っている

という安心感・信頼感があることが条件

昨日クライアントと内定者研修全体のテーマとして「自分軸か
ら相手軸へ」と打ち合わせたが、まさにこれ

良かれと思った積極的な提案も、軸を間違えると単なる押し付
け(=うざい)と受け止められる。

自分自身仕事で接するメンバー、クライアント、学生他接する
人との関係性も同じ。「ここ!」というタイミングで相手軸の
言動でなければ相手の心は動かない

それどころか、相手の心を閉ざしてしまうことにもなりかねな
いという気づきが得られた一件。