先日自社の会社説明会後の座談会で、11名の女子学生と話す機会があった。選考の一環と言うものの、内容はなんでもありのフリートーク。
そんな中、悩んだ表情でこんな告白をしてくれた学生がいた。
「自分は自分の本音を言えないタイプです。就活の面接もなかなかうまくいかなくて…ある会社の面接でそのことを話したら、そんなことを口に出すべきではないと言われたんです」
質問というかたちで話してくれたのだが、ポイントは2つ。
(1)上記のような自分を変えたほうがいいのか?
(2)どうやって変わればいいのか?
「人は変われるか?」この問には迷いなくYES!
ただ、そんなに簡単でないのは事実。だって、変わるというは、居心地のいい「今までの自分」と決別してなんとなく違和感のある「新しい自分」を手に入れること。
川が当たり前のように上流から下流に向けて流れるように、今まで通りの思考、行動、人間関係のほうが自然で楽なのは間違いない。変わる=下流から上流に向かおうとするようなもの。
当然しんどい!
だからこそ、まずは本気で変わりたいと思う、いや変わるんだ!変わってやる!!と覚悟を決めてスタートラインにつくことが大前提。その上でありのままの自分を認めてそれをさらけ出すこと。あとは、新しい自分を手に入れるまで根気強くやり続けること・・・。これしかない!
私は、彼女に質問した。「自分を変えたい?」
それに対して彼女は「はい!」と即答。
それなら、間違いなく変えたほうがいい。そのほうがいろんな人と本音での交流ができて傷つくことも傷つけてしまうこともあるかもしれないけど豊かな人生が送れるから。
最後に彼女に「すごいじゃん。そんなことなかなか人前で言えないけど、今日みんなの前で話せたんだから。今日みたいに素直な気持ちを口にだしていったらいいよ」と伝えた時に、照れくさそうにうれしそうに「ありがとうございます!」と言いながら見せた笑顔最高だったよ!第一印象と大違い。その笑顔で就活に臨めばきっといい結果が出る!
ただ、面接官はカウンセラーじゃない。共感的理解を示して、言いやすい雰囲気なんかつくってくれない。だからこそ、頑張れ女子学生!自分を繕わず、卑下せず、媚びず、ありのままの素直な自分ととびっきりの笑顔で就勝後半戦を乗り切ってほしいと強く感じたのでした。