女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

立場が上になるほど…

2009-07-21 | インポート

長らく更新がなく、申し訳ありません。気持ちを改めて、なるべく続けられるように分量を少なめにしてちょくちょく更新していきたいと思います。お付き合いの程、宜しくお願いいたします。

私のお客様で、非常に長いお付き合いをしております法人があります。もう、四捨五入すれば20年来のお付き合いで、長いだけでなく密度の濃いお付き合いをしてきました。当然担当者の方とも長い付き合いで、言い争いや喧嘩もしながら(笑)ある意味では戦友として、お客様という枠を超えた本気の付き合いをしています。

今、その法人内で職場活性化プロジェクトなるものを立ち上げて、職員ハンドブックの作成や全階層研修、活性化キャンペーンなどの取り組みをしています。

そのプロジェクト会議の席でプロジェクトの企画側の責任者の方が、こんなことを言いました。

「中村さん、僕が現場を回っても職員達は本音で話をしないんですよ」

別のプロジェクトメンバーが、

「そら本部長には本音はなかなか言われへんでしょう・・・」

さらに別の若手プロジェクトメンバーは、そらそうでしょという表情で小さくうなづく。

「どう思います?中村さん」

と話題をふられて、

「そら、偉なったちゅうことですよ!」

と返しました。

出会った頃私は20代。教育会社の駆け出しの営業担当者。本部長は当時現場のリーダークラス。お互い信念持って仕事をしているので意見が対立することはあったけど、決して話がしにくいタイプ、威圧感のあるタイプではなくどちらかと言うと話しやすいタイプでした。それは今も変わっていないのに・・・。

と考えてふと気付きました。自分も同じように年齢も立場(役職)も重ねてきたからわからないだけ。自分たちが気づかないうちに周りにとっては、気を遣わせる存在になっているんだと。「そんなことぐらい言ってくれたらええやん」って思うけど、なかなか言いづらいんだろうなってこと。

立場が上になるほど、このことを理解したうえで「謙虚な姿勢」「人に任せる勇気」「受け入れる度量」などが必要になってくるという当たり前のことを再認識させてもらった出来事でした。

                                                   感謝


最新の画像もっと見る