
昨日のTV

他の科に比べて、小児科は非常に大変な科なのだという。
相手はまだしゃべれない幼児で、診療に時間がかかるし、当直の日は睡眠時間が2時間、食事も一回しか取れないことが、まま有るのだそうだ。
幼いわが子が夜中に高熱など出したら、親としては夜間救急に駆け込みたくなるのは当然だから、真夜中でもひっきりなしに患者が来る。
その上、何か問題が起こると、一番医療ミスの訴訟が起こりやすいのも小児科なのだそうだ。
だから、医学生が専門の科を選ぶ時小児科を避けてしまうのだという。
そんな番組をみた後に、今日の回覧板で『日赤病院の産科、小児科閉鎖に反対する署名』が来た。わが町には日本赤十字病院があって、私も2人の子をここで出産した。それが、産科と小児科の医師の確保が難しいこと、出生率の低下で産科、小児科の収益が上がらないことなどで、閉鎖を検討しているとのこと。
タダでさえ、少子化が叫ばれているのに、子供を生み、育てる環境がどんどん悪化しているのだ。
で、今日の夕方のニュースは園児2人が同じ園に通う子の母親に殺害されたというもの。子供が被害者になる事件が続発している。
日本は病んでいると思った。
そして夜のTV番組は『難病と闘う子供と家族』の特集だった。
なんでこんな病気があるの?というような難病と闘う子供と家族の姿に頭が下がった。
欲しくても子供が出来ない夫婦もあり、我が子を虐待する親があり、なんの罪もない子供を殺す人間がいて、難病と闘う親子がいる。
子供が不幸になる事だけはない世の中になって欲しいと思った一日だった。
で、わが子をそれぞれに抱きしめてみた。
「ありがとう」っていいながら・・・
「おかあさん
