選花場でも秋の花がだんだん出始めました。
水引草は秋を思わせる山野草です。
昨年は我が家でも作った鑑賞用のトウガラシも出荷が始まりました。
昨年の苦労を思い出すと、出荷してくる農家の皆様には頭が下がります。
トウガラシの中でもこの『カメレオン』がかわいいです。
この実も可愛いでしょ。ビバーナム‘サマーシャイン’です。ダリアはここの選花場で取り扱っているだけでも
30種類ぐらいの品種があります。
世界中には二万~三万種類のダリアがあって
最も品種の多い花だと言われているそうです。
出荷された花は私たちが検品をして、
虫が付いていたり、咲きすぎで傷んでいる時は
抜き取りをしたり、格下げをしたりします。
このダリアは『オズの魔法使い』という名前なのよ。
可愛いでしょ。
ある日のこと卸先の市場からクレームが届いたのですが、
この「オズの魔法使い」が市場で開けたら
花びらが散っていたと言うんです。
‘魔法使い’は検品した時は、
しっかりした綺麗な花だったのよ。
決して咲きすぎでもなく傷みもなかったんです。
職員が「申し訳ありませんでした」と謝っているので
「東京に運ばれるうちに魔法が解けたって言えば!!」
と私は言ったんですけど・・・
このジョークが通じる相手じゃなかったけどね(笑)
最近のもやもや。
JAが独自で出荷用にダリアの登録をしているのですが、
私には納得のいかないものがいくつかあるんです。
たとえば「ハマコウタ」という品種。
登録は「浜小歌」になっているんですよコウタと言うなら漢字は「小唄」じゃないかしらねえ。
「カゲボウシ」という品種は「影帽子」と登録されているんだけど
こりゃどう考えたって「影法師」だよねえ。
今日は「ヒオウギ」が出荷されたんですけど「日扇」って書いてあるのね。
はあ?私は「緋扇」だと思ってましたが(緋扇でもいいんですけど)
本当は「檜扇」らしいです。
「これ違うと思うけど!」と訴えていますが、聞き入られません。
直す気はないらしいです。まっ!どうでもいいですけど気になりまんなあ。