Evergreenでちょっとsilverなdiary

人生100年時代といえども後半戦。好きなものはアレコレ・・・本、映画、観劇、ガーデニングに食べること。

75年前とは・・・

2016-10-02 | カルチャー

広島ブログ

シネツインが10月末で閉館すると知ってから、とにかく映画が見たくて、見たくて。それも、古い映画を見たいという気持ちが、ふつふつと。
デジタルリマスーされたルキノ・ヴィスコンテイ監督の「ルードヴッィッヒ」や「山猫」を見たり、ミニシアター系の金字塔「ニューシネマパラダイス」を見たり・・・・でも、あれも見たい、これも見たい、とウズウズ。

ちょうど、WOWOWでもこんな古い映画をやっていました。ナント、1941年製作。
1941年ですって!!!!太平洋戦争の終戦前なんですけど!!古い映画だとは思ったけど、75年も前の映画だったとは。それでもいまだに、世界最高の映画と言われている「市民ケーン」
伝説になりすぎて、ホントにこの映画って存在してたんだっ???ってくらい。まさか、この映画を見る日がこようとは(テレビ画面でだけど)

             (Amazonサイトより)

こんな映画が75年も前に作られたのもビックリなら、監督・脚本・製作・主演すべてを当時24歳のオーソン・ウェルズがこなしてるのもさらにビックリ。
このポスターのでっぷりなおじさんも、24歳のオーソン・ウェルズ。これは特殊メーキャップなのか、それとも地なのか、とても24歳には見えない・・・お見事と言えばよいのか、お気の毒と言えばよいのか・・・

ケーンという稀代の大富豪の死から始まるこの物語。
主人公が死の間際に言い残した「薔薇のつぼみ」という言葉の謎が、最後の最後に判明しますが・・・モノクロ画面なので、ぼんやりしていると見逃します。あぁ、こういうことだったのか・・・と、そこで全部が腑に落ちる。すごい!!

暗示にかかりやすい単純な性格なので、なるほどこれが「世界最高の映画」か・・・と、素直に感心しました。
それにしても、これが75年前の映画とは・・・・いやぁ、おそれいりました。

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