ランチがフレンチなら、ディナーは中華。お昼に続いて、やっぱり京都に行って、和食にかすりもしない女2人です。
この日の中華はヌーベルシノワーズ。岡崎の「京静華(きょう せいか)」繊細で品が良くて、美しくて優しい中華です。絶品と言って間違いなし。
最初の前菜。サンマの燻しとまこも茸。香ばしく燻されたサンマで幕開け。
2皿目の前菜。カレイの薄切りがトツピングされたグラスの中のいろいろ。
食材は、千切り大根とか、松の実とか、ナッツ類とか普通。なのに、どうしてこんなにおいしいの???謎だ。
やりイカと秋の色々の炒め物。秋の色々とは、栗やら銀杏やら茸やら。イカの火入れ具合が絶妙で、生で食べるよりも柔らかいイカって、どういうこと???そして謎がまた増える。
上湯スープには、フカヒレ、松茸、アワビに冬瓜。
恥ずかしながら、ワタクシ松茸を食べたのは、10数年ぶりかもしれません。
上湯(シャンタン)スープとは、丸鶏をコトコトと時間をかけて炊きだした一番だしで、旨みの強い上質なスープなんだって。あっさりとしてるのに、深ーーい味わいでした。
万願寺唐辛子をふとんに敷いた車エビのステーキ。この海老の寝姿のカワイイこと。スパイスの効いたパン粉。お願いっ!!このパン粉だけ集めて、ビニール袋に入れて持ち帰らせて。
2種類の唐辛子で味付けした鶏のから揚げ 黒酢ソース。
今までこんなに柔らかい鳥の唐揚げ食べたことない。この肉質、どうやって???この料理を唐揚げというジャンルに分類して良いのかしら。
火傷しそうに熱々の上海蟹のおかゆ。これがまたウマイのなんのって!!蟹がどっさり。お粥の持つ看護食イメージが吹っ飛びます。
〆は手打ち麺の担担麺でしたが・・・写真撮り忘れるくらい、夢中で食べてしまい・・・いよいよ、デザート。
デザートは、まあ杏仁豆腐だろうな、と予測した通りでしたが、ここでひとわざ。さすがです。なんと杏仁豆腐が、バケツで来たよーーーー。
ステンレスの器に入った杏仁豆腐を、お好きなだけ召し上がってください、って。マジ???
おーーしっ、本気出すよ!!別腹モード大全開の女2人で、バケツ一杯の杏仁豆腐を完食いたしました。10年分くらいの杏仁豆腐を食べたなぁ。
フルーツテイにも小菓子がついてきました。なんとも美しいフルーツティー。
小菓子は杏仁豆腐を作るときに出た杏子のタネを絞ったクッキー。そして小さな小さなカボチャ饅頭には、ちゃんとカボチャの餡がインしてました。
なにもかも、丁寧にこしらえられた優しい味わいの中華料理で、本当においしかったです。
隣のテーブルのかたは、福岡から来た、と威張ってました。まあ、私たちも広島から、きましたけどね、と張り合ってみたりして(爆)