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なんだっけ/「横田空域」って?あまり知られていない事実です

2024年02月28日 15時03分08秒 | 歴史的なできごと
あまり知られていない驚きの事実です☆
首都東京は、まだ米軍の制御下にありますね。

なんだっけ/「横田空域」って?

米空軍の横田基地を中心としたアメリカが制空権を握る首都圏全域にわたる広大なエリアです。

>『赤旗』の答え










「横田空域」って?


 Q 羽田空港の新飛行ルートが一部通過する「横田空域」ってなに?

 A 正式には「横田進入管制区」。東京都にある在日米軍横田基地や神奈川県の米海軍厚木基地に離着陸する米軍機などを管制する空域として米軍が管理しています。


 Q 空域の範囲は?

 A 東京、埼玉、群馬、栃木、神奈川、福島、新潟、長野、山梨、静岡の1都9県にまたがっています。最低で高度2450メートル、最高7000メートルまでを米軍が管理下に置いています。


 Q 日本の民間機は飛行できないの?

 A 日本の民間航空機が同空域を飛行するのには米軍の許可が必要で、空域内に飛行経路を設定するのにも米軍との協議・調整が必要です。


 Q 羽田空港や成田空港を利用する旅客機の飛行に支障があるのでは?

 A 民間機の定期便は、米軍の許可をその都度うけなくても済むように、横田空域を避けて飛行することになります。2008年9月の日本側への一部返還で緩和はされましたが、羽田空港から北陸・西日本方面へ飛行する民間機は、東京湾上で旋回し急上昇して横田空域を越えなければなりません


 Q 民間航空の円滑な運航の障害になっているということですね。

 A 首都圏周辺の広大な空域が、米軍の許可なしには日本の航空機が飛行できず、管制も日本側ができないこと自体が、安保条約の下で日本の空の主権が侵害され、米軍が日本を戦争の拠点としている証しです。

 (2020・1・12)
 



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18歳女子高生が大後悔…大学の「一般入試」を回避して起きた「残念すぎる悲劇」

2024年02月28日 10時03分47秒 | 受験のこと



18歳女子高生が大後悔…大学の「一般入試」を回避して起きた「残念すぎる悲劇」
2/27(火) 7:03配信




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現代ビジネス
受験生が増えている「総合型選抜入試」
Photo by iStock


 近年、大学入試の方式の中で「総合型選抜入試」を選んで、受験する人の数が増えている。以前はAO入試と呼ばれていたこの方式では、ペーパーテストの点数ではなく、受験生の人物像を多面的に評価してもらえるというメリットがある。


【写真】早稲田、慶應、上智…最新の学部別「序列ランキング」を全公開!


 合格のカギになるのは、自分が社会に出て解決したい課題や、大学で研究したいテーマを明確にもった受験生が、そのプランを大学側に説得力をもってアピールできるかどうかという点だ。


 ただし、高校の成績評価の評定や、英語検定資格の有無など、各大学・学部が様々な基準を設けているため、募集要項をしっかりとチェックしていないと、出願資格すら満たしていないケースもある。


 また、面接やプレゼンの試験だけでなく、小論文を課される場合も多く、しゃべる内容も書く文章も論理的でなければならないし、中途半端な準備では底の浅さを大学教授に見透かされてしまうので、合格はできない。


 このように、単純に点数で合否が決まるわけではないため対策が難しく、多くの受験生はそういった対策に知見が豊富な総合型選抜専門塾に通う。しかし「正解がない」入試への準備であるがゆえ、その対策の成果も見極めにくく、場合によっては大きな後悔に繋がることもある。


 総合型選抜対策の主な注意点は後編で紹介するとして、まずはある親子のエピソードを紹介しよう。筆者は「Studyコーデ」という大学受験専門のオンライン個別指導塾を経営しつつ、同時に講師も務めており、一般入試に加えて総合型選抜の指導もしているが、そこに浪人生として訪れた山下美鈴さん(仮名、当時18歳)と、その母・貴子さん(仮名、47歳)である。


「自分にピッタリ」だと思った
Photo by iStock(画像はイメージです)


 美鈴さんが総合型選抜入試の受験を決めたのは、高2の秋頃だった。高校の成績はいまいちで、特に進みたい進路も具体化しておらず、漠然とした焦りを感じる中で目に留まったのが、友人が通っていた総合型選抜入試の専門塾だ。当時を振り返りながら、美鈴さんはこう語る。


 「総合型選抜って、自分の夢や目標がある人たちだけのための試験だと思っていたんです。でも、塾に話を聞きに行ったときに、先生から『やりたいことは、これから一緒に見つければ大丈夫』と言ってもらいました。目標がない自分には、その言葉がとても魅力的で、普通の受験勉強をするよりも意義があると感じたんです」


 母の貴子さんも、そんな娘を応援した。


 「勉強があまり得意ではない子だというのは、親の私も分かっていました。総合型で頑張れば、一般入試よりもハイレベルな大学に行ける可能性があると聞き、それはいいなと思いました」


 総合型選抜であっても塾に入る時期は人それぞれだが、「高1から対策を始め、やりたいことを見つけて追究している人はたくさんいる」という塾からの誘い文句もあり、入試までの残り時間の少なさに不安を感じた美鈴さんは、授業コンテンツが豊富な高額のプランを選択した。

やりたいことがハッキリしない
Photo by iStock


 「塾に入って先生と話をしていくなかで、きっとやりたいことが明確になっていくはず」――美鈴さんはそう思っていたし、実際にそのような説明を受けていた。しかし現実は違った。美鈴さんはなかなか自分の希望する進路を見つけられなかったのである。


 「英語を使って海外で働きたい、という漠然としたイメージはあったんですが、具体的に何をするかまでは決められず……、焦りました。


 そのことを塾に伝えると、そのたびに相談には乗ってくれるんですが、結局、自己分析や実績作りのためのオプション講座を勧められるんです。母に相談して、いくつかは受講しました。ただどれも結構高額なので、そんなに参加できなかったですが……」


 美鈴さんは、その塾では主に大学生講師の指導を受け、たまに社員と思われる講師とも面談していたようだ。こういった面談の場で、生徒の悩みに寄り添いつつも追加講座などを勧める場面は、塾・予備校で少なからず見かける光景である。


 総合型対策の講座にかかる費用は大小さまざまだが、数日間の講習で10万円近い料金がかかるものなど、基本的に高額と感じる価格帯であることが多いのだ。


 「総合型選抜の指導」と言われても、多くの人がどのようなものかイメージしづらいのではないだろうか。志望理由書の作成や、小論文、面接のトレーニングなど複数の準備が必要になるが、美鈴さんが通っていたような専門塾では、「実績づくり」が行われることも多い。


 書類や面接で「大学に入って〇〇がしたい!」とアピールするときに、「そのための準備として、高校時代には〇〇をしていました」という活動実績があれば、自分の話に説得力が生まれる。


 確かに大学側としても、「やりたいことに向かって具体的に活動をしてきた受験生」と、「ただやりたいことを夢のように語っているだけの受験生」では、前者を合格させるだろう。


 そこで専門塾の中には、海外留学や国内フィールドワークなどを選択制の有料オプションプランとして用意し、参加者に活動実績をつけさせる、という戦略を練っているところがある。


 例えばそれがアジア諸国への渡航であれば10万円台で済むこともあるが、欧米となれば倍以上はかかるわけで、誰もがそう簡単に選択できるものではない。一時期はコロナの影響で中止となっていた海外研修だが、今後また活発になるかもしれない。


 専門塾での豊かな経験を通して、やりたいことが見つかったり自身の探究が深まったりするわけで、捉え方によっては「有意義」とも言える。一方で、ただアピール要素をつくるための意図しかなければ、「果たしてそれでいいのか?」と疑問が残る人も少なくなさそうだ。


 もちろん、大学教授も受験生をしっかり見ている。活動実績が豊富でなくても、その受験生に芯があれば合格させるし、逆に実績が華々しくても中身に不安を覚えれば不合格にするだろう。絶対に実績がなければならない、ということはない。


 高3になった美鈴さんだが、なかなか目標が決まらないまま入試の日が近づいてきて、さらに受講する講習の数を増やすという「悪循環」に陥っていく……。


 後編記事『150万円も支払ったのに…47歳母親も青ざめた、大学入試で「専門塾」を頼った末の「ヤバすぎる結末」』では、美鈴さんの受験結果、そして総合選抜型入試を受ける際に注意すべき点についても解説していこう。


















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《沼津・バラバラ遺体遺棄》容疑者は既婚者で出会い系マッチングアプリに「いいね」亡くなった女性との“意外な接点”

2024年02月28日 03時03分50秒 | 事件と事故


《沼津・バラバラ遺体遺棄》容疑者は既婚者で出会い系マッチングアプリに「いいね」亡くなった女性との“意外な接点”




2/24(金) 20:30配信

土屋容疑者と遺体で見つかった女性

 静岡県沼津市の会社員・土屋勇貴容疑者(31)が、女性の遺体を自宅に遺棄した疑いで緊急逮捕された。遺体はバラバラの状態で、一部はベランダから発見されている。2月22日に静岡県磐田市の会社員・伊藤亜佑美さん(33)の家族が「21日から行方がわからない」と警察に行方不明届を出していた。

 【写真】ビジネス特化型のSNSのプロフィール写真と紹介文

土屋容疑者は妻と2人の子ども、そして自分の父親と3階建ての一軒家で一緒に暮らしており、その自宅で伊藤さんの遺体が複数に切断された状態で発見されました。関係者への聞き込みの中で、土屋容疑者が関与している可能性が浮上し、逮捕に繋がったそうです。また、伊藤さんの車が容疑者宅から数百メートルほど離れたコインパーキングで見つかっていることから、警察は2人の関係性についても慎重に捜査を進めています」(全国紙記者) 

 土屋容疑者の自宅がある沼津市と、伊藤さんが暮らす磐田市は、同じ静岡県内といえど100キロ以上離れている。一体どんな接点があったのか。伊藤さんの知人が語る。 

「伊藤さんには2人のお子さんがいて、保険会社で営業の仕事をしていました。地元の青年会議所にも所属しており、街を活性化させるための委員会の委員長を務めるほどでした。明るく活発な方で、“たくましい女性”という印象でした。また彼女はシングルマザーで、昨年あたりに『交際相手ができた』とも語っていました」

  一方の土屋容疑者も地元の青年会議所に所属していた。同容疑者の人物像について知人が明かす。

「土屋さんが現在の家に引っ越してきたのは4年ほど前のことですが、沼津市出身で地元の高校を出ています。大学卒業後は地元のホテルで働き、一時期は副支配人まで務めました。そこから保険業界に転職しましたが、職場はずっと静岡です。直近では総合保険代理店に勤務していました。 

 アウトドアやスポーツが好きで、特に野球は自分でもプレイするほど大好き。地元愛が強く、青年会議所に所属して地域活動を行っていました。会社でもイベントを企画したりしていて社交的だったし、顔が広いほうだったと思います」(土屋容疑者の知人)  

土屋容疑者が登録しているビジネス特化型のSNSを見ると〈多くの人とお会いし、人脈を広げていきたいと考えています。もちろんお仕事以外にも様々な観点でお話できればと考えていますので、ぜひ一度お話ししましょう!〉とも綴っており、そのフォロワー数は600人を超えている。生命保険の営業活動を行う上で、多くのコミュニティに顔を出すようにしていたのだろうか。前出・知人が続ける。 

仲間内でも違和感があったのは彼がFacebookのプロフィールで『既婚』としていながらも、出会い系マッチングアプリに『いいね』をしていたことです。奥さんとの関係はどうなっていたのだろうかという話も……」  

住まいが離れていても、青年会議所を通じて2人が定期的に顔を合わせていた可能性がある。


「青年会議所同士は市町村単位、県単位などの集まりが定期的にあり、離れたエリアのメンバーでも月1回以上で会っていたりします。伊藤さんは委員会の委員長として、そういった集まりに参加する立場にありました。青年会議所で一緒になった土屋容疑者とは、同業者という点で相談しやすい関係にはあったのかもしれません」(前出・伊藤さんの知人) 

 土屋容疑者が所属していた青年会議所も、伊藤さんが所属していた青年会議所も、どちらも2月24日までに公式サイトがメンテナンスに入り、閲覧できない状態になっている。警察は、伊藤さんが死亡した経緯を土屋容疑者が知っているとみて、殺人の疑いも視野に捜査を続ける。



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ルフィ事件の黒幕「マニラ在住の日本人R」とは何者か?《捜査当局が最注目する50代の飲食店経営者》

2024年02月28日 00時03分10秒 | 事件と事故



【独自】ルフィ事件の黒幕「マニラ在住の日本人R」とは何者か?《捜査当局が最注目する50代の飲食店経営者》(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース 




【独自】ルフィ事件の黒幕「マニラ在住の日本人R」とは何者か?《捜査当局が最注目する50代の飲食店経営者》

2/22(水) 6:03配信
53コメント53件

4人は本丸ではない

GettyImages
 日本全国を震撼させた連続強盗事件の指示役「ルフィ」とみられる渡辺優樹(38歳)、小島智信(45歳)、今村磨人(38歳)、藤田聖也(38歳)の4人の容疑者がフィリピンから強制送還されてから2週間が経とうとしている。

 【写真】岸田文雄と写真におさまり、山口組五代目とも盟友だった「同和のドン」

  捜査の現場は日本に移った。この4人に対しては、特殊詐欺の窃盗容疑で警視庁の取調べが続いている。実をいうと、捜査関係者は、この4人は「本丸」ではないとして、こう証言した。  

事前に示し合わせたかのように、4人は黙秘している。ただしまったく何もしゃべらないというわけではなく、こちらが事実関係を突き付けると『そうではない、こうだ』などと反論する容疑者もいる。

  窃盗などで再逮捕をくり返し、最後は狛江市の強盗殺人容疑での立件となるだろう。4人とも暴力団員でもないし、そこまで結束は固いものではないから、誰か1人がしゃべりだせば他も崩れていく。やがて『黒幕』の存在も明らかになるはずだ」  

連続強盗事件で、4人の容疑者のさらに上に、指示を出していた「黒幕」がいるという見立てをしているのだ。 


 その黒幕とは誰か。現在、捜査線上に浮上しているのは、指定暴力団の六代目山口組関係者である。「現代ビジネス」は、その実名を具体的に掴んだ。

  現在「黒幕」として浮上しているのは、RとYという2人の日本人だ。とりわけフィリピンで名が通っているのは、Rだ。


2002年の日本人殺害事件で浮上

GettyImages

 Rは、フィリピン・マニラの繫華街でラーメン店などを経営している。時に別名を名乗ることもあり、本名は判然としない。 

 現在50歳代前半、フィリピン人の女性と結婚しているようで、すでに当地に20年近く在住しているが、「日本人絡みの事件があれば、真っ先に名前が出るのがR」と地元で言われるほどの「悪党」だという。 

 実際、警察庁の関係者によれば、これまでもフィリピンで凶悪事件が起きると、たびたびRの名前が浮上している。

  2002年12月6日、現地でカラオケ店などを経営している日本人男性Aさんが殺害された。当時のフィリピンでの報道によれば、事件は以下のようなものだった。深夜に飲食店から出てきたAさん(当時43歳)に何者かが45口径のけん銃を発射し、Aさんと店の警備員に銃弾が命中した。Aさんは病院に運ばれたが死亡した。発砲した犯人は、もう一人の共犯者が運転するバイクで逃走したという。  

Aさんの一族は、日本では、コンピュータなどの機械部品工場を長く経営しており、フィリピンでも工場や飲食店など、広く事業を展開していた。Aさんをよく知るマニラの日本料理店オーナーがこう証言する。 

 「Aさんは、日本にあるフィリピン人パブ向けに女性を派遣する仕事もしていました。その過程でトラブルがあったのか、ある時、マニラの日本人街でAさんを中傷する日本語の文書がばらまかれました。殺害されたのはその数ヶ月後のことですが、今も犯人は逮捕されていないのです」 

 当時、この事件に関与した人物として噂されていたのが、件のRだったという。


1億円の現金がマニラ空港で見つかった
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 「Aさんは当時、フィリピン人の若い女性と交際しており、女性は子供を妊娠していたはずですが、AさんとRが女性絡みの商売でなにかもめごとが起こった。そこでRがAさんを中傷する怪文書をばらまいたという噂でした。  Rはフィリピンに来るまえは、日本の山口組関係者だったそうで、実際Rがマニラで経営していた飲食店には、そのスジの人物がよく訪れていた。マニラでヤクザの店といえば、Rの飲食店のことだった」(前出・日本料理店のオーナー)  その後も、マニラの日本料理店の乗っ取りに関与したり、日本へ金を密輸して消費税の還元を受ける、出会い系サイトに日本語の上手なフィリピン人女性を「サクラ」にして男性をおびき出し恐喝するなどそんな「商売」をしているという。  マニラでRの名前が再びクローズアップされたのは、昨年2月1日のことだった。2人の日本人が、成田発のフィリピン航空便でマニラ空港に到着した際、1億円を超す現金が発見され、摘発された。この2人の日本人は現金の「運び屋」とみられた。  「2人に現金を運ばせたのが、Rだと聞きました。Rはインターネットカジノならぬ『インターネット闘鶏』を運営して、『日本のかけ金と儲けを回収するためにカネを運ばせた』と周囲に関与を明かしていた。しかし、闘鶏でそんな儲かるわけがない」(前出・日本料理店のオーナー)  ではこの現金の出所はなにか? そう、今回の「ルフィ」集団の強盗の儲けではないかと捜査当局は見ているのだ。  4人の容疑者はもともと、フィリピンの事情に詳しいわけではない。フィリピンと日本を結んで、振り込め詐欺や連続強盗事件の犯行に及ぶにも、コネクションが必要だ。そこで頼ったのが、Rだとみられている。
日本の暴力団に流れた資金
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 2011年5月、今回の「ルフィ」グループの渡辺容疑者と小島容疑者はフィリピン当局に身柄拘束されているが、その時、一緒にいたのが、Kという人物だ。とりわけ、このKはRと深い関係を築いていたという。 


 今回の事件では、渡辺容疑者らがいるビクタン収容所から、強盗殺人事件への指示が出ていたとされる。だが、おカネは誰が運んだのか、誰が具体的な指示をしたのか。先に触れた2人の日本人がフィリピンに1億円あまりを運んだのも、その手引きにRが関係していたのではないかとされる所以だ。

  警察庁では、ルフィの強盗団の被害総額は60億円と発表したが、実際にはその倍近い100億円程度ではないかともみられる。そのカネは、結局どこへ流れ込んだのか? 捜査関係者が明かす。 

 「すでに警視庁はフィリピンでも捜査しているが、4人の容疑者は、そこまで大きなカネを手にしている形跡がない。

  Rの親族は、六代目山口組の山健組傘下の組長で、R自身も過去に日本で何度か逮捕されている。Rらを通じて日本の暴力団に流れた可能性もある」  

繰り返すまでもなく、渡辺容疑者の振り込め詐欺については、2019年11月にフィリピン・マニラの廃ホテルでかけ子など36人の日本人が拘束され、日本に強制送還され、全員が有罪判決を受けている。 

 2020年2月、警視庁は渡辺容疑者らの犯行グループからカネを受け取ったとして、六代目山口組傘下の福島連合(本部・北海道)の組員を組織犯罪処罰法で逮捕し、事務所に家宅捜索に入っている。 

 「渡辺容疑者は、札幌のすすきのの繫華街で客引きをしていた時に暴力団とつながりができた。いわば『周辺者』のような位置づけだ。小島容疑者は準構成員で、犯行グループと暴力団、なかでも六代目山口組は深い関係にあるとみている。また全国各地で渡辺容疑者が関与した強盗事件で逮捕した容疑者の携帯電話の解析から、指定暴力団稲川会の関係者の痕跡が疑われており、強制捜査も視野に入れている」(捜査関係者)  


元山口組顧問弁護士で、現在はYouTubeで「山之内幸夫チャンネル」を手掛ける、山之内幸夫氏がこう語る。 


 「捜査線にRらの名前が出ていることは間違いなさそうだ。Rは徳島県出身で、父親が暴力団の元組長とも聞く。渡辺容疑者ら4人の背後に黒幕として暴力団がいたのかどうか。暴力団側がみかじめ料のようにカネをとっていたことは十分にありうる。 

 しかし、振り込め詐欺や強盗となれば、いまや使用者責任で組長の責任が問われる時代で、暴力団が直接犯行に加わっているとは考えにくい。

  黒幕まで広げて捜査するのかどうかは、警察の意向によって大きく変わってくるだろうが、その手柄を自慢したいと思えば、黒幕に切れ込んでくることもありうる」  黒幕の摘発はあるのか。



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