熊とニアミス??飛騨地方にイワナ釣り(6月10日)
釣り友人のノブシ君と飛騨地方にイワナ釣りに行こうと相談して、梅雨入り寸前の10日に行ってきました。
ちょうどこの日が東海地方の梅雨入りで、我が家の新城でも朝から雨が降ったようですが、北陸に近い飛騨では昼過ぎまで青空が出ていました。
4時にノブシ君宅出発、国道257号~国道41号経由で下呂市に入りコンビニで入漁券1500円を購入
目的の谷に向かいます。着くと幸いなことに先行者はいません。
こうなれば今日の好釣果は約束されたものです。
用意をして谷まで降りて釣り開始、周りの木々も数年前より大きくなり谷底は薄暗い感じになっています。
水位もこのところの好天気もあって低い。
約1年ぶりの釣りにノブシ君も楽しんでいます。見たとおり小さな流れですがイワナはいますので丹念に狙っていきます。
何箇所目の流れでヒット!!釣れたのは20cm弱のイワナです。
魚体を見るとわかると思いますが、日陰にいると色も黒っぽくなっています。
しばらくはこんな小型が主ですが、ミノー(魚の形をした小型ルアー)をがっちりと咥えています。
今回メインに使用したルアーは、シュガーミノー50F、浮くタイプのルアーで動きがシャープで良く魚にアピールします。
遡行して行くと、このようなポイントが出てきます。
いかにもイワナがいそうなポイントです。岩の下や倒木の下、丁寧に狙っていきます。
この谷は結構急峻で、何度か高巻の必要が出る場所があります。
滑る斜面をフェルト底のウェーディングシューズで登るのはきつい。
谷底にも朝日が当たってきました。清々しい風が流れます。
相棒のノブシ君です。今年も何度か同行しましょう。
この谷は以前こんな淵では、何匹ものイワナが遊んでくれましたが、今回は魚影が少なかった。
コロナ騒動で、地元の皆さんも遠出ができなく釣りに大勢入ったようです。
今日の私のラッキーポイント!!いつもの堰堤下のプール
堰堤の下に水の流出する穴が2個あり左を狙いルアーをキャスト、リーリングすると20cmほどのイワナがついてきます。
「食いつけ!!」と思っていて沈み岩の手前にルアーが来ると、岩の下から大きなイワナが飛び出てきてルアーをひったくるようにヒット!!
大きい尺オーバー、自分の立ち位置では取り込めませんので下流に少し下がり浅い場所へ誘導、その間もイワナは何度もラインを引っ張ります。
無事の取り込めました。早々にメジャーで測ると33cmの太ったイワナです。
岸辺で撮影したのですが、元気がよく暴れまわり綺麗な写真は撮れません。
この後、流れにリリース。来年も遊んで下さいね。
堰堤上で昼食、持ち寄ったおにぎりなどでゆっくりと休憩
ビールも楽しみですが、飲むと酔のせいで足元が覚束なくなりそうなので飲みません。
もちろん帰りの運転もありますのでダメですね。
昼食後も、ポツポツとイワナが遊んでくれます。
ノブシ君も楽しそうです。
昼食後、堰堤を出発して釣り開始したところで事件が発生!!!
流れを遡行していくと前方の右岸(上流から流れを見て右)のサワグルミの枝が数本折られて川に落ちています。
また川岸のイタドリも高い位置で食いちぎられた痕跡が二人で首を傾げて歩いていると、右岸のサワグルミの奥の藪から
「ウオー!!ウオー!!」という獣の唸り声、「熊だ!!」二人共真っ青に。距離は15mほど
二人共ホイッスルを吹きまくり、ゆっくりと離れることに、いつ藪から飛び出してくるかとハラハラした時間
その後は、声も聞こえなくなりましたが、100mほど離れるまで恐怖の連続でした。
サワグルミは、この時期小さな実になっておりそれを食べに来たようです。
熊から離れた後も、まだどこかにいるのではとホイッスルを吹いては釣り開始しました。
しかし集中力がなく小さなイワナを追加のみ。
この淵も数匹のイワナが釣れましたが、以前のような爆釣はありませんでした。
熊の影響もあり高巻ポイントで少し早い釣り終了。
林道に出るとそこは熊の痕跡が一杯!!
この木は、熊が登ったようで傾き枝が折られています。また周りには糞が点々とありました。
林道を歩いて駐車場まで帰りますが、しばらくこんな熊の痕跡場所が続き、どこからか出てくるのではと恐怖心が。
今回、熊に遭遇(声のみ)してしまいました。今までも糞を見たことはありましたが、今回ほど熊の気配がプンプンするのは初めて。
家に帰ると早速ネットで熊よけスプレーを購入、いろいろとネットで調べると熊よけホイッスルや鈴は効き目がないとも書いてあり
熊よけスプレーが一番の武器のようです。
さてこの谷は、イワナの大物も良く釣れて楽しい場所ですが・・・熊さん何処かに行って来れないかな・