こりんの遊び部屋

愛知県新城市の’こりん’の道草日誌
好きなテニス・釣り・登山・山野草などの話題を不定期に!!

今年最終の富士山展望

2016-12-31 17:05:55 | 登山
朝起きると快晴、これは富士山がくっきりと見えそうだ。
大晦日で忙しく、用事を済ませて12時45分に家を出て、富士山展望の山、富幕山へ行ってきました。
ここが富士山を見るのには家からの距離、富士山の見える大きさを考慮すると最適な山です。
30分ほどで奥山コース駐車場に到着
陣座峠からの林道で、真っ白な富士山が見えていましたので少し焦りながら登っていきました。

コースは、奥山から展望台、山頂へ、そこから細江コース(風越峠)へ降りて林道を展望台方向に戻る周回コース
GPSナビ軌跡図

奥山コース登山口

明るい林を進みます。

左手には尉ケ峰が見えています。

道端にはヤブコウジの赤い実も散見できました。

林道に出会うと、すぐに展望台です。

展望台からは、東方がよく見えます。また、山の案内看板もありますので見える山が良くわかります。
もう少し低山も描いてくれれば良いのですが。

西方には、これから登る富幕山山頂のパラボラアンテナ

展望台から北側から時計回りで見えた山を紹介します。
棚山・鳳来寺山

宇連山

城山

浅間山

南アルプス



そして富士山




三岳山と竜ケ石山

もう一度、富士山

富幕山山頂はほとんど展望がありませんが、今日は周回する予定ですので登ります。
富幕山山頂、2名の登山者が休んでいました。ここで三方原の男性と登山の話で盛り上がり30分ほど休憩

今日は初めての周回コースを歩きます。
山頂からの展望はありませんが細江コースの途中で浜名湖が見えるポイントがあります。

細江コースを風越峠方面に降りていき、林道に出ると左折して奥山コース方面に歩きます。

途中に分岐がありますので左折します。

この付近の林道にはこんな看板が設置されており、携帯電話の受信状況がわかるようになっています。

林道では、伐採作業中でした。この重機は斜面から伐採木を搬出するためのものです。

もうヤブツバキが咲いていました。

マンリョウです。センリョウ・マンリョウ・アリドオシと言って3つの木を揃えるとお金に困らないそうです。

今年最後の登山でしたが、富士山の綺麗な姿を見ることが出来ました。


今年一年、無事に過ごせました。登山もいろいろな山に登ることが出来満足。
新年もよろしくお願いします。




餅つき

2016-12-30 16:43:13 | 風景
今年も後2日、恒例の餅つきを友人宅で行いました。
毎年、友人のノブシに呼ばれて行き、今回は30数臼という過去最高の数を呼ばれた男性が中心に突きました。
私も、4臼と過去最高に突き、返し手も数度と登山、テニス以上に疲れた!!
しかし、大勢の人数でワイワイガヤガヤと楽しい1日でした。
呼んでくれた’ノブシ君’ありがとうございました。

庭にカマドを2つ作り、前日から水にふやかしたもち米を蒸します。
今では、こんなカマドを作ることが出来る家は少なくなってきました。

カマドの様子

石臼に蒸したもち米を入れます。


こねます。米粒をすり潰してつきやすくします。この作業が結構力が入り疲れます。

返し手と息を合わせて突きます。緑の物はよもぎです。よもぎ餅を作ります。

腰を入れてつきますが、熟練と素人では随分と違いがでますが、数度やると上手になります。



よもぎが良く練り込められました。

入れ替わりついています。


つき立ては美味しい!!、子供たちも臼から千切っては食べていました。

女性陣も、返し手をやっていましたが、この作業も中腰で大変です。
この女性は、非常に慣れていて上手です。

つき上がった餅は、板の上で伸ばして板餅にします。小さな子どももお手伝い。

出来上がった板餅は、しばらく固くなるまで置いておきますが、帰るときにもまだ、柔らかかった。
袋には、切線が描かれていて、同じ大きさの切り餅に切ることが出来ます。

お供え餅も作りました。

友人のノブシは、しめ縄も自作してくれました。ありがたいですね。

さて、この会の主催者、ノブシ君の出番です。集まった中でやはり飛び抜けて上手です。
こねます。

つきます。杵を真っ直ぐに振りかぶっています。



力強い餅つきでした。


今年も、後1日です。新年も良いお年を!!





田原臨海風力発電所の見学

2016-12-26 20:40:27 | 風景
今回も過去に見学した貴重な体験を紹介します。

田原臨海風力発電所です。
以前、田原の埋立地を造成・管理している職場にいて、その関係で田原地区の埋立地に建てられた風力発電所を見ることが出来ました。
すぐ横には、トヨタ自動車田原テストコースです。

蔵王山から見た田原埋立地(正式には田原1区)
写真の海側から3本目の風車の最先端部まで登りました。

発電出力2000KW 設置基数11基 ローター直径80m(羽の長さ40m)最高地点107m



下から眺めると大きさにビックリ!!

鋼管支柱の太さが下で4mほど上部で2.3mほどだったと思います。

ここを管理している会社の職員の方に説明して頂きました。11基の風車で一つの会社を立ち上げています。親会社はJPOWER(電源開発㈱)です。

塔の下部に入り、いよいよ登っていきます。
どうやって登るかというと・・・まさかハシゴ??107mなんて無理です。

何とエレベーターが設置されています。定員2名の簡単な物ですが十分です。
『カタカタカタカタ』と歯車音を響かせ登っていき、最後は5mほどハシゴを登ります。

上部の機械室に着きました。中には発電機など機械が詰まっています。
機器はデンマーク製で設置などのためデンマークから技術者が訪れていました。

そしていよいよ最頂上部からの外の展望です。上部のハッチを開けて頂きました。

白い物は羽の付け根です。太いですね。三河湾が見えています、この日は風が強いのが白波が立っていてわかると思います。
実は、107mの上では鉄塔が大きく揺れているのです。揺れ方は船の揺れと同じで弱い方は船酔いになるそうです。

目の前に2基の風車が見えていますが、試験中でしたので羽は回っていません。

東方には。トヨタ自動車田原工場が見えています。
サイドに付いているパイプは、点検・修理の時に機械室の外に出て作業する時の安全帯(ベルト)を取り付けるパイプです。
とてもではありませんが私には無理です。なにも手すりはない107mの幅3m長さ7mほどの場所です。

後ろには、航空灯と2本のアンテナがあります。これは風向・風力を測る装置です。
風力発電と聞くと風が強いほど良いと思われますが、ある一定の風力を越すと羽・支柱の強度の安全のため風を受けないようにしています。
風向は、もちろん風が来る方向が年間変わりますので測っています。すべてはコンピューター制御で自動運転をしています。

最後に蔵王山を見ます。埋立地の中の鉄塔ですので本当にあちらこちらと眺めが良かった。
参考に、その当時工事費が1本当たり1億円だそうです。
また、ここでの発電した電気は直流電気ですので中部電力に売電する時に交流電気に変更する所が別にありました。



フライフィシング

2016-12-24 19:45:27 | 釣り
10年ほど前に豊橋の出版社『春夏秋冬叢書』から取材の依頼がありました。
雑誌の名は、『叢(そう)』といい季刊号で出版されています。
その中の夏号の特集『流』に南信州の綺麗な川での釣りの取材

知人のカメラマンと根羽村の小戸名川(おどながわ)で私のフライフィッシングを撮影

カメラマンのSさんが後ろから付いてきて撮影です。
ここは、エメラルドグリーンの渓流、私のカーティスクリークです。

フライフィシングは、基本的に下流から上流に向かって釣り上がります。

オレンジのラインがフライ用で、このラインの重さで先端のフライ(毛針)をポイントへ飛ばします。
少し練習しないと上手に飛ばせませんので、始めた頃は職場の広場で練習を繰り返しました。



アマゴがこの川の対象魚です。渓流魚は人影に敏感で近づくと岩に逃げ込んで二度と出てこないので、少し離れて狙います。
この写真では、左の淵の流れ込みへキャストしています。



この釣りでは、毛針をいかに自然に流すかがカギになります。
川の流れを読み、ラインに毛針が引っ張られないように流します。


シルエット姿が綺麗です。

『ヒット!!』この取材はSさんの予定に合わせて朝が遅く釣るのには悪条件でしたがヒットしました。アマゴが毛針にライズした瞬間に合わせる必要があります。

竿を立てラインをたぐります。この瞬間が一番楽しい時間

体正面までアマゴが近づきました。ラインの先は細い糸ですのでランディングネット(たも)で掬います。


無事に取り込みました。


20cmほどのアマゴです。
尾びれ・尻びれなどの朱色が天然の証、初夏のアマゴはほれぼれするような魚体

狙うのは、前面の白く泡立つ流れの切れた所
そこへ水面を叩かないようにキャストします。





最後の写真が雑誌に載りました。
その時の記事の一部を紹介します。
『フライフィシングをする人にどこが面白いか聞くと、全部という答えが返ってきた。釣る場所を決めるのも、毛針を巻くのも、実際釣るのも、そして自然の中に身を置くのも。釣りキチというのはそういうものらしい』
こんな言葉を取材時に話していたのです。



津具金山と東栄町三信鉱工の紹介

2016-12-22 18:51:15 | 風景
愛知県北設楽郡設楽町津具の津具金山と、東栄町大字振草字上粟代の三信鉱工の紹介をします。

元亀3(1572)年頃、津具に砂金が出ることを知った武田信玄は金山開発を行い、金鉱脈を発見して掘りました。
この坑道はその一つです。
主要地方道東栄稲武線沿いの天竜川水系大入川の上流、古町川を渡った東山ノ神の中腹に坑道が保存されています。

川を渡り農道を進むと車1台駐車できるスペースがあります。
獣よけのフェンスがありますので、開けて入っていきます。
急な斜面を90mほど登ると見えてきます。


ここが坑口です、入ると落盤、酸欠など非常に危険ですので柵に囲まれています。


坑口を覗いてみますが、暗く数mほどしか見えませんでした。
高さは、140cm幅120cmほどです。底には湧水が流れており、電気のない戦国時代に火を頼りに採掘したものです。


坑口の直ぐ横に説明板があります。
戦国武将の開発後にも、明治以降、金山再開発に幾多の人が挑みましたが失敗していました。
昭和7年に鳳来町能登瀬出身の藤城氏により成功したようです。
周りの石ころを見ましたが、金鉱脈が残っているはずがありませんね。

三信鉱工の坑口です。
ここも数年前に訳あって見学することが出来ました。
ここで産出される絹雲母(英名:SERICITE、セリサイト)は、主にファンデーションの原料として、世界中の化粧品メーカーで使用されているそうです。

坑口から奥に進み採掘現場まで行きました。
背中が私です。
当日は、採掘の発破の後で火薬の焦げた臭いが漂う穴でした。

採掘したセリサイト原石(粘土状です)を運ぶトロッコ
手押しのタイプです。化粧品の材料とあって少ない量で収益があるそうです。

発破で崩したズリをすくいとるための掘削機械です。
狭い空気循環の困難な坑道で使用しますので、動力は圧縮空気を使用していました。

真ん中の白い層がセリサイトを含む岩の層です。

この灰色の層も同じです。
ここの鉱山は、初め金を目指して開発したそうですが残念ながら金は出なかったそうです。

見えていた山全体に何本もの坑道が掘られているようです。

掘り出されたばかりのセリサイトを頂きました。粘土状でしたので手で丸めています。
この後、精製すれば真っ白なきめ細かい、スベスベの粉になります。
この時点では、不純物が多く灰色でした。
坑道見学といった普段では見ることが出来ない経験が出来て良かった!!