izumishのBody & Soul

~アータマばっかりでも、カーラダばっかりでも、ダ・メ・ヨ ね!~

顧 留馨 著「陳式太極拳」/三代一美 訳~その2

2013-12-27 15:15:36 | 太極拳
昨日の続きである。

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特長第一 大脳支配下の意気運動


 拳譜規定
(1) 心を以て気を運び、沈着に務めれば、自ずと骨髄に収まる。
(2) 気を以て身を運び、逆らわず従えば、心の赴くままになる。
(3) 心が命令し、気がそれを受ける。“気は正しく養うを以て無害なり”。
(4) 全身の意は精神にあり、気にはない。気にあれば滞る。
 以上4項目の規定により、太極拳は意を用いて意を練る拳であり、また、気を運び気を練る拳でもある、ということが分かる。

 
 練拳のとき“心を以て気を運ぶ”ことが必要である。心は命令を発するものであり、気はその命令に従い、動く“伝旗”の役をするのである。一挙一動に“意を用いて力を用いず”でなければならず、まず意が動き、形はその後である。そうすれば“気が至りて気が至り”、“気が至れば勁がいたる”状態になり、動作は沈着になり、長く練習を積んだ後は、気は骨髄に収まるようになり、“気を運ぶ”状態に達し、もっとも奥深い功夫を得ることができるのである。
 以上のことで、太極拳は一種の意気運動であるということができる。
“心を以て気を運ぶ”、“気を以て身を運ぶ”と意を用いて力は用いずというのは、太極拳の第一の特長である。

以下続く。


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