8月に入って一気に猛暑が続く💦💦
通常教室が始まってたこの暑さの中でも、陸 瑶先生のオンラインレッスンは相変わらずの絶好調!!
日曜日は、陳式のオンラインレッスンがあった。
この日は、懒扎衣から六封四闭までの両手の引き込みと、白鹤亮翅の手の開きについて。
懒扎衣から六封四闭までの両手の引き込みの要領は、手じゃなくて腰回り全体をよ〜くっ!動かすこと。
左手を胸に当てておいて胸から下に押さえるように(呼吸を吐くと肋骨が下に収まる感じがある)することで右手が下按して下がってくる(!)。(形の上では左手は左腰にあるのだが、息を吐くと胸が下りて腰回りが緩むことを感じるための練習である)。気持ちいい!!下腹に充足感があり、足の裏に下りる感じが出て心身が安定する!!。。。一つ一つの動作について身体で感じ、確信が持てる練習である。
六封四闭は、股関節を開き、回転し、背中から両手を押し出すように下按する。踵と頭を合わせる引き合いの具合、手と左足の引き合い、背中で伸ばす勢い等々、太極拳は掤勁であることを箇所箇所で感じていく。
次の白鶴亮翅は、両手を何となく開いて分けるような動作を作っているが、これは、元々は「布を横に裂いていく動作(坼布=che bu )」。上下に分けるではない。しばしば右手を上に開くことが主体になりがちだが、”開く”とは、両手を左右に引いてこそできる動作。左手の意識が(かなり)必要なのであった。。
「聞いたことなかった!」と言ったら、「正雷先生も言ってるよ。通訳を通してだから伝わってないんだよ」と。確かにそれはある!
そういえば、陸先生は「関節をはめる!」と言うが、今回のオンラインレッスンの後で、訪中していた当時のメモを引っ張り出して見たら、正雷老師が手帳に書いてくれた言葉に「扣合襠(kou he danかな?)」というのがあった。辞書で意味を引くと「ぴったりする。はめこむ」という意味がある。これだねっ!!メモには同じページに他に、胯を緩める、虚実はっきり、右は実7:左は虚3とか、膝下が真っ直ぐ垂直、膝の方向=指の方向、というのもあった。かなり初歩の時かあるいはかなり後になって更に注意!の時だったのか。。?? 日付は不明だが、「関節をはめる!」はすでに聞いていたことだたのだ。他にもいっぱいあるんだろうなぁ〜。。。
ワタシがやっている陳式太極拳は、日本太極拳友会の故三代一美先生の指導で始め、一美先生に導かれて、中国河南省鄭州陳家溝陳正雷老師の元に通うこと数十回(当初は王西安老師の指導も仰いだ)。
今考えると、王西安老師にしても陳正雷老師にしても、とても丁寧に細かく動きを指導してくれていたのだが、如何せん、通訳を通しての指導であるからして、伝わっていない肝心なことが多々あるはずだ💦
老師達は日本語は話せず、こちらは中国語が分からない😅それでも「再来一次!再来一次!」と何度もやってもらって動作を見取り、触って直してもらいながら動きを覚え、身体の使い方にも慣れ、剣ー刀ー槍ー大刀などの武器も習った。それでもビミョーな身体の使い方はまだまだハッキリ分かってないところが多いのだと思う。
自分の身体で覚えたことは早々忘れないものだが、一方で、いつの間にか自分流になってしまっていることもある。風格は個人個人で違ってくるものだが、正しい身法、手法、足法、眼法や拳理がぶれてくるとどんどん違う方向にいってしまう。。。
3月からのコロナ自粛の期間に陸瑶先生のYOU TUBEによるライブレッスンと、オンラインレッスンで毎回細かい説明とチェックをしてもらって、何をやっているのか?どうすればいい発勁(?)に繋がるのか??腰はどう使っているのか???などがかなりハッキリ分かってきた。毎回、目からウロコが落ちる!!状態だが、いつまでもいくらでも、学ぶことがあるのは楽しい!中国の歴史の深さを思い知ること多大である。