今日の横浜は風もなく快晴。こんな日は買い物ついでの散歩によく出る。
いくつかあるコースの中でもお気に入りは、自宅マンションのある根岸の丘から根岸台に抜けて、アメリカ海軍横須賀基地に勤務するアメリカ軍住宅地を抜けて、古くて狭い石段を降りて磯子区の坂下町に。そこから滝頭にある友人がやってる珈琲焙煎のお店「Three Pengiuns」まで歩いて美味しい珈琲でひと休み。
根岸森林公園に接してさらに奥まで広がる旧アメリカ軍住宅地は、広々した芝生の庭に明るいブルーやイエロー、ピンクなどに塗られた昔風の木造1階(あるいは2階建て)の家々が点在し、いかにもアメリカンな独特の雰囲気だった。ここはすでに返還が決まっていて、跡地には市民病院が建つとのもっぱらの噂。でも、まだなにも始まらず、手つかずのまま放置されている。ペンキは剥げて色褪せて、窓から見える家の内部はガランとして寂繆感が漂う。。。家々の間に根岸の丘の端から下の坂下町に抜けられる細い路地道があって、ずっと昔からの抜け道になっている。
夏は草が生い繁ってヘビもいるし蚊もいる。ワケ分からない虫がでてくるから通りたくないが、秋から冬は静かでほとんど誰も通らない。知ってる人しか通らない道だ。以前は周囲に建つのはアメリカやヨーロッパ系の広い敷地の大きな家が点在していたが、今は住宅やマンションが増えてきて、広々感はどんどん薄れている。時の流れは止められない。それでも、この細い道を抜けて階段を降りると空が広がり富士山が見えるこの道を歩くのは、なんとなく懐かしく心安まる。お気に入りの散歩コースなのだ。
丘を降りたら滝頭の「Three Penguins Cafe」https://penguins03.exblog.jpで一休み。静かな店内で、店主の河村さんとゆっくりお喋り。ずっと以前からの知り合いなので、ついつい「河村クン」と言ってしまう。ここで入れてくれるマイルドな珈琲なら、夜眠れなくなる心配なし!なのです。
旧米軍住宅の端。ここから根岸の丘を下る階段に続く。
色褪せて薄い灰色に塗り直された(?)誰も住んでいない住宅。
端がボロボロに欠けている急な石段。降りると磯子区坂下町。
階段の途中で見える富士山。冬の散歩の楽しみのひとつ!