京都では、毎年およそ800棟の町家が取り壊されているという。
京都市中心部に残る重要文化財『杉本家住宅』は明治3年(1870年)に建てられ、昨年築150年を迎えた、京都の古くから伝わる生活文化を今に伝える貴重な建物。
ただ、他の多くの町屋同様近年では老朽化が進み、特に大屋根は早急な修理に迫られている。四季の移ろいに寄りそいながら守られてきた伝統的な京都の生活文化を次の150年に繋げるために、『杉本家住宅』では現在大屋根の全面修理に向けたクラウドファンディングを5月末まで継続中だ。
コロナ感染が広がる中、これまで伝統的に続けてきた雛祭りや端午の節句などの年中行事や一般公開は中止を余儀なくされているが、生活に根ざした季節ごとの行事やしきたりは、携わる人の熱意だけでは継続が難しいことも確か。
クラウドファンディングに協力すると、素敵なリターン品が用意されている。杉本家住宅の見取り図を眺めていると、150年前から脈々と続いているひっそりと奥深い京都の暮らしの様子が思い浮かぶようだ。有名な自社仏閣だけでなく、こんな京都の普通の暮らしに思いを馳せるのもいい。
杉本家住宅のHP http://www.sugimotoke.or.jp
以下はリターン品の一例:最近は切手シートもデザイン指定で特注できるのだ!
絵葉書になっている雛人形の端正なお顔立ち!!
コロナが収まったら、是非とも入館チケットを利用して見学したい!!!
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