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数値は下がりつつあり。東京ステーションギャラリーで「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」展で感動!

2019-05-24 10:19:22 | アート・文化

月に一度の血液内科の定期診察で、血小板の数値が順調に下がっていることを確認。

先月(4月23日)に50,6だったのが、火曜日(5月21日)に46.5に順調に下がっていた。これでもまだ上限値である36.9には幅があるが、「まずは40まで落としましょう」という目標に少しずつ近づいている。

4月から変わった担当医も女医さんで、話しやすくてハッキリしているからとても安心。副作用が出やすい白血球・ヘモグロビン・赤血球も問題なく、肝機能・腎臓機能の数値も標準値内。。。「このペースでいけば、毎日の服用を週に3回に減らしていけますね」。やったッ!である。気持ちいが軽くなった。

そいうえば、このところふらつきもなし、時たま感じていた耳鳴り(シーンとかモワ〜ン、とした感じ)もなくなり、やっぱり血小板血症のせいだったのかな?

 

翌日、画家の友人から「東京ステーションギャラリー」のルート・ブリュック展に感動した!というメールがあったので、早速東京駅まで。

血小板血症の投薬入院と、乳ガン手術入院と続いていたので病院通いが忙しく、特に乳ガン手術では退院後すぐに太極拳活動はできたものの、東京まで展覧会まで行く自信がなくて(展覧会を観るのは体力いるのよ。国立博物館に行きたかったけど、上野まで行って広〜い博物館を回る自信はなかった)、今年に入ってからはどこにも行けず。東京ステーションギャラリーは、ほどほどの広さで東京駅の中。ここなら大丈夫だろう。

 

で、行って観ました「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」。素晴らしかった!!

ルート・ブリュックはフィンランドの女性。作品は陶器。1942年からアラビア製陶所のアーティストとして活動。アラビア社の陶器は日本でもお馴染みだが、版画の技法を応用し、釉薬や方を開発し、1951年にミラノ・トリエンナーレでグランプリを受賞している。その後、60年代からタイルピースを組み合わせた抽象的で立体的な作品を次々と発表している。

日本では初めての個展ということだが、陶器でこんなにも美しい色や形や表現ができることにまずビックリ!北欧の陶器、というとなんとなく”明るい色合いの可愛らし図柄”イメージだったが、これはまさに工芸の枠を越えたアート作品。

 

展示されている作品の傾向は、大まかに、1950年、60年、70年に分かれていて、50年代の伝統的な北欧の生活のモチーフ(教会や花、母と子などの個展的なテーマ、鳥、お葬式etc.)を描いた陶板(小さなものから大きなものまで、形もいろいろ)。60年代は、特大のテーブル陶板や小さな小さなタイルをさまざまに組み合わせたレリーフ。70年代には伝統と革新が同時に表現されたような自由な作品となり、80年代後期には巨大な壁画のような流氷(フィンランド大使の自宅に置かれている)に到る。

エレベーターを降りてまず目にするのは、ごくごく小さなものから大きなものまで数々のタイルを平面に組み合わせて並べた作品。その色の豊富で美しいことに圧倒される!

年代を追うごとにどんどん単純化・抽象化されていく一方で、とても小さな微細なものを重要に扱っているところにも細やかな感性が見える。どれもこれも色彩が美しく色合いが繊細。陶器でここまで表現できるのか!?久しぶりのドキドキ感動体験でした。

「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」展 は、6月16日(日)まで。オススメでっす!

https://rutbryk.jp

 

エレベーター降りてすぐの作品の一部。3階は撮影OKというのも嬉しい。

 

1950年「母子」          

  

  1957年「お葬式」

 

1969年「スイスタモ」      

 

1950年「鳥」

 

 

 

 

 

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