犬神スケキヨ~さざれ石

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幾つかのバカ

2016-04-11 13:41:04 | 草莽崛起
タイトルにバカが付くシリーズ(笑)

幾つかのバカを考えて見ようと思ってます。


中身はあくまで私見であり問題提起です。

宜しければ、皆さんもご自分で考えて頂けたらと思います。

アベノミクス

アベノミクスのバカさについて考えます。

何も「アベノミクス」がバカだと言う訳ではありません。

アベノミクスの効果は出ています。
しかし、未だデフレから脱却出来た訳ではありません。

一ノ矢、二の矢は確かに効果を示しています。
これが失敗だと言うなら、他に何があるのか?

しかし、三の矢が問題です。

ハッキリ言って「三の矢、まだやん!」

そう第三の矢成長戦略が未だ発揮されていません。

この経済的に成熟した日本で、一体どんな成長戦略を立てるのか?
成長する分野とは何か?
これが全く示されていません。

成熟した国は必ずデフレを経験します。

例えば、30年ローンを組んで家を買います。
長いローンですね。
利子も相当なものです。

しかし、こんな長いローンを組んでも家を買うのは何故か?
持ち家思想とか一国一城の主とか、感情的にはこんな話しです。
資産価値もある。

しかし、買った家のローンを払っていく内に、その負担が実質軽くなるから払っていけるのです。

つまり、家の価値が上がり、金の価値が下がる。
だから実は負担が軽くなる。
これが経済学の教えるインフレです。
2%の物価上昇を目指すとは、2%インフレにすることで「2%金の価値を下げ物の価値を上げる」という事です。

長いローンもやがて金の価値が下がるので実質負担は軽くなっていく。
だから払っていけるのです。

この逆がデフレという事で、金の価値が上がり物の価値が下がる。

しかし、この物の価値が下がるのは先進国で成熟した国は必ず経験します。
我々は物質的に恵まれています。
皆さん一様にスマフォ等の携帯を持ち、家にはテレビも冷蔵庫も持ってます。
壊れたりしなければ「まだ使えるしな…」と新たに購入したりしません。

日本はそうそう餓死したりしません。
賃金は安くとも、何とか働くことも出来ます。
お金を得る事が出来て物質的に極端に困りません。

すると、皆人並みに生きていたら無理に物を買いません。
貧しいと、その貧しさから抜け出し「車をいずれ買うぞ!」とか、テレビが無ければ「テレビを買うぞ!」と頑張りますが、一応使えるテレビがあるのにわざわざまた買うとか普通一般的にはならないのです。
ですから、幾ら新しい機能を持つテレビを開発しようと、人はなかなか買いません。

買わなとは売れないと言う事ですから、売る為に値段を下げる。
物の価値を下げるということで悪循環を生みます。
しかし、経済学の本にもないデフレを世界に先駆け経験することが出来た日本は実はラッキーです。

いずれ世界が次々に経験していくデフレ経済からいち早く脱却すれば世界経済のイニシアチブを取ることに繋がります。

此れ程の経済の悪化を経験しながら、国は潰れてません。
世界が悪化していく中にあって今も日本の国債の長期金利は世界一低い。
これは常に申しております様に日本の信用度が高いからです。

実は悪い悪いと思い込んでいる経済は、本当は世界一健全だと、日本は潰れないと世界が見ていると言う事です。

間も無く潰れる支那経済は、あるとするならば強みは、あの多過ぎる人口です。
一割程度の富裕層とあとは貧乏人です。
金持ちと貧乏人しかいない。
貧乏人は家やテレビや車が欲しい。
結婚もして人並みに暮らしたいと思います。
その野心こそが経済の強みですが…共産党体制と資本主義経済という二本立ては潰れます。
共産党体制崩壊後、支那人の貪欲さが発揮され支那経済は成長すると私は考えます。

我が国は極端な貧乏人意識はありません。
皆チョボチョボだな…と感じています。
貪欲さをむき出しにする程に貧乏でもない。

そんな状況で経済成長し成長戦略を立てるならば国は分野を指定していく必要があると思います。

資源産業の勃興

農産畜産の輸出

自動運転車

この三つを柱に他分野を引っ張ることが出来ると思います。

資源産業

日本には無理だと考えられていた分野です。

資源などない!

そう長らく思い込み我々は生きてきました。
た。
その為に悲惨な戦争をやり、虐殺を受けました。

しかし、我が国は実は資源大国だと解ってきました。

日本海側のメタンハイドレート開発
ご存知メタンハイドレートは天然ガスです。
我が国は天然ガス産出国になるのです。
今解っているだけで、日本が年間に使うガス量の100年分あるのです。

長年苦しめられて来たエネルギー。

我々は中東や米国等の産出国と肩を並べるのです。
つまり、エネルギーと言う生きる為の根幹を他者に握られて、その為に常に負けて来た外交が変わるのです。
エネルギーは安全保障でもあるのです。

また、あの田中角栄ですら出来なかった日本海側の過疎化を止め新たな雇用を生む事で産業に恵まれなかった地域を活性化させ人口の一極集中を緩和する事になります。

例えば、尖閣諸島には大量の良質なメタンハイドレートが埋蔵されています。
支那の狙いは実はこれです。
我が国は何としても早く尖閣諸島のメタンハイドレート開発をし、名実共に尖閣諸島を実効支配していると示す事になります。

これは、覇権主義に走る支那の暴走を止める事になります。
また南シナ海にも大量に埋蔵されています。
南シナ海への支那進出も理由はこれです。

ベトナムやフィリピンなどに、この開発技術を提供する事でアジア全体の安全保障、秩序の安定を図る事が出来るのです。

国際メジャー資本に頼らない、我が国独自のエネルギーによる強い外交はアジアを安定させ、更に世界を安定させる一因となります。

また沖ノ鳥島や西ノ島周辺には大量の良質なレアアースが埋蔵されています。

今まで無理だと考えられて来た資源産業を興し資源大国となる事は実は世界の平和に貢献する事に繋がるのです。

大東亜会議の理念に立ち返り、それら資源を安く世界に広げる事でエネルギーによる争いを減らしていく。
これは日本がとるべき平和主義の一つだと考えます。

農業はお荷物か?

日本の農業はお荷物ではありません。

世界は日本の農産畜産物を欲しがっているのです。

安心安全。

そして美味い!

日本のリンゴは赤くて甘くて美味い!

日本のリンゴが赤いのは、農家の努力です。
毎日手間を惜しまず丹念に育て、太陽の当たり方まで考えて作っています。
愛情が違います。

これがアメリカならば、リンゴの赤さは遺伝子組み換え作物。

支那ならペンキを塗っている。

来るべき食糧危機を考えても日本程厳しい基準で農産畜産物を作っている国はありません。

それはとにかく技術の高さと労働者のモラルの高さ、そして何より「客本位」という考え方です。

正直さでものつくりをする。

これが我が国です。

例えば、天候や環境に対しても、どんな状況でも一定のロットを作る事が出来る。
これは世界広しといえど我が国だけです。

この長年日本のお荷物と考えられてきた日本の農業を輸出産業に押し上げる。

そう言うと、例えばアメリカやオーストラリアの様な大規模農業をイメージする方が多いです。
そこをイメージするあまり「いや、日本の農業はダメだ」と考えます。

全く違います!

我が国がやる農業は高付加価値農業です。

大規模大量生産ではなく、中小規模高付加価値農業です。

例えば、アメリカの100tの農産物と日本の20tの農産物が同じ値段なら?

我が国が目指す農産畜産物輸出はそこです。

値段は高いが、安心安全、美味い!

ミシュラン三ツ星レストランが欲しがる農産物畜産物が主力。

自国の食品が全く信用出来ないアホの支那人富裕層が欲しがる農産物畜産物。

一度味わえば、もう辞められない安全で美味い日本の食品。

これは発展途上国にある国をも富ます可能性があります。
いつかテレビが欲しい!車が欲しい!
そして日本の肉や野菜を食いたい!
世界に日本の農業技術を広めることで、皆が食える世界を目指す。

海賊にマグロ漁を教える事で海賊を減らす。
これと同じことです。

草木も生えぬ砂漠に日本の農業技術で畑を作る。
我が国の技術ならば可能です。

働くことで食えるなら、人は盗みをしなくなります。
危ない橋をわざわざ渡る必要はない。

我々は古事記にあるように、ウシハクでなくシラス文化を用いて世界に貢献することが出来るのです。

自動運転

これは車の自動運転技術です。

自動車の自動運転化が可能になれば、今まで車を諦めていた人々も車を利用できます。

高速交通網は益々発展します。

発展すればする程に「プライバシー」が問題になります。

プライバシーを保ちながら移動する手段。
誰にも邪魔されずに自分だけの空間を保ちたい。

それは今のところ自動車だけです。

しかし、事故等の問題がある。
そこで自動運転システムです。

自動運転になれば身体的理由から自動車を諦めていた人々も車に乗ることができます。
例えば、体に障害があり諦めていた方々も自由にプライバシーを保ちながら移動が出来ます。

自動運転システムには車の発展と共に、それに対応する道路も必要です。

つまり、インフラ整備という公共事業も生み出します。

新たな雇用も生みますし、その為のコンピュータシステムなど新たな産業も生み出します。

民にばかり任せておけない事業なのです。

他の産業

この三つだけを見ても直接的、間接的問わず付随して新たな産業の勃興に繋がります。

メタンハイドレートは凍った天然ガスです。
ガスにして送ればコストは下がります。

ならば、ガスをパイプラインで日本全国に送るシステムが必要ですね。
パイプラインというインフラ事業の勃興。

このパイプラインは高速道路網を使って作る事でコストも下げる事が出来ます。
ならば自動運転システムの道路開発と絡めてやればよい。

輸出産業としての農業にする事で、農業改革をやり、新規参入を促す。
大企業ばかりでなく、中小規模企業の参入を促すことで多様な価値観が生まれます。

この三つをやる為には東京一極集中では不可能です。

そこで私は三都構想を考えています。

東京は政治と金融、大阪は経済首都、京都には文化首都としての機能を持たせる。

経産省などは大阪に、文化庁や文科相は京都に移す事で災害等のリスク配分が出来ます。

また、経済を大阪に移すことで東西、南北に長い列島である日本の経済がベルト地帯となります。
これは日本全国を経済活動の場にする、世界にもない経済活動を促します。
これはかなり強い経済となります。

また、自動運転により物流の効率化が図られコスト面でもメリットが出ます。
物流業界への波及効果も少なくないと思います。

政府が示すアベノミクスは現在、金融頼み。

日銀黒田砲も、その効果は薄くなって来ました。

消費税増税などはアホです。

ここで思い切って1%で良いから減税をし、分野を指定して成長させる。

これを実現させるには、政治家は特に身綺麗にしておかなければなりません。
くだらぬ「口きき」と言われて足元をすくわれる様な事態にならぬ様に清潔を保つことが必要です。

今年の選挙、我々はより吟味しなければならないのです。