随分久しぶりの古事記となりました。
では早速始めましょう。
さて寿命を与えられてしまった邇邇芸命。
木花之佐久夜毘売と一夜の契りを交わします。
ところが、このたった一回の交わりで木花之佐久夜毘売は妊娠してしまいます。
すると邇邇芸命は
『え〜!うそ〜!』
たった一回の交わりで妊娠?
今でもよくある話しです。
でも、木花之佐久夜毘売は
『間違いありません。貴方様のお子です』と話します。
しかし邇邇芸命は信じ様としません。
『たった一度の交わりで妊娠などあり得ない、その子は国つ神の子であろう』
と、我が子ではないと言い出します。
ここで木花之佐久夜毘売はそれを証明すると言うのです。
『もし私の産む子が国つ神の子であったなら無事生まれはしません。しかし、天つ神の子であったなら無事に産まれるでしょう』
そう言って出入り口のない八尋殿(やひろどの)を作って、その中に入り内側から土で塗り塞ぎます。
出産が近付くと自ら火を放つのです。
はい!出ました!
これ誓約(うけい)です。
何度となく出て来ましたね。
神々はこうやって何か事があると誓約をしますね。
普通ならこんな事をすれば死んでしまいます。
大昔なんて、乳児の死亡率は物凄く高くて、五人や十人産んで、何人成人するやら。
そんな時代に火を放って出産なんてのは死にますよ!
しかし、無事出産を果たすのです。
一歩間違えれば母子共に死ぬ。
そんな状況をワザと作って『無事出産し生還したなら信じてくれますか?』と、そう言う事なんです。
そして見事に立派なお子を産んだ。
燃え盛る炎の中で生まれたお子。
火照命ほでりのみこと
火遠理命ほおりのみこと
そしてここから、御生れになって二柱の物語へと移っていくのです。
それは次回のお楽しみ
では早速始めましょう。
『俺の子か?』
さて寿命を与えられてしまった邇邇芸命。
木花之佐久夜毘売と一夜の契りを交わします。
ところが、このたった一回の交わりで木花之佐久夜毘売は妊娠してしまいます。
すると邇邇芸命は
『え〜!うそ〜!』
たった一回の交わりで妊娠?
今でもよくある話しです。
でも、木花之佐久夜毘売は
『間違いありません。貴方様のお子です』と話します。
しかし邇邇芸命は信じ様としません。
『たった一度の交わりで妊娠などあり得ない、その子は国つ神の子であろう』
と、我が子ではないと言い出します。
ここで木花之佐久夜毘売はそれを証明すると言うのです。
『もし私の産む子が国つ神の子であったなら無事生まれはしません。しかし、天つ神の子であったなら無事に産まれるでしょう』
そう言って出入り口のない八尋殿(やひろどの)を作って、その中に入り内側から土で塗り塞ぎます。
出産が近付くと自ら火を放つのです。
はい!出ました!
これ誓約(うけい)です。
何度となく出て来ましたね。
神々はこうやって何か事があると誓約をしますね。
普通ならこんな事をすれば死んでしまいます。
大昔なんて、乳児の死亡率は物凄く高くて、五人や十人産んで、何人成人するやら。
そんな時代に火を放って出産なんてのは死にますよ!
しかし、無事出産を果たすのです。
一歩間違えれば母子共に死ぬ。
そんな状況をワザと作って『無事出産し生還したなら信じてくれますか?』と、そう言う事なんです。
そして見事に立派なお子を産んだ。
燃え盛る炎の中で生まれたお子。
火照命ほでりのみこと
火遠理命ほおりのみこと
そしてここから、御生れになって二柱の物語へと移っていくのです。
それは次回のお楽しみ