依然として緊張状態と言える北朝鮮。
ジェンキンスさん、増本るみ子さんの母上が亡くなりました。
ご冥福をお祈りしますと共に北朝鮮情勢について私個人として考えてみようと思います。
圧力をかけてはいますが、未だ北朝鮮は折れる気配は無いように思います。
北朝鮮としては、現段階での交渉はしないでしょう。
火星15号は打ち上げには成功した。
けれど弾頭の大気圏再突入には成功していない様です。
北朝鮮としてはまだミサイルや核開発は道半ばですからこれは交渉の段階にはないと考えます。
北朝鮮の考えは恐らく
全てが整ってから
そう考えているでしょう。
現段階で交渉に臨めば、開発半ばでミサイルや核の放棄を迫られます。
核もミサイルも全て開発が完了した後に交渉すれば、より有利な交渉ができます。
アメリカは支那に対しても北朝鮮への圧力を高める様にと要望しています。
要するに『原油を止めろ』と。
支那はパイプラインを使って北朝鮮に対し原油を供給しています。
これを止めれば、北朝鮮は死に体です。
しかし原油と言うのは一旦止めてしまえば、再び供給するのは難しくなります。
パイプラインが詰まるからです。
以前に三日間供給を停止したのですが、再度供給する際にはかなりの圧力でないと原油が流れなかったそうです。
パイプラインでの原油供給と言うのは、供給し続けるか辞めるかの選択しかないと言う事です。
70年代に作られたパイプラインは老朽化し、再度の供給が困難になる。
しかし、原油供給は北朝鮮にとっては死活問題。
支那にとっても安全保障上、非常に重要な意味を持つのです。
北朝鮮に原油供給がなくなれば、たちまち北朝鮮国内は発電も出来なくなる。
そうなれは北朝鮮国民はたちまち中朝国境を越える。
半ば難民化した朝鮮人が大挙支那に押し寄せる。
更に中朝国境付近には朝鮮族と呼ばれる朝鮮系支那人がいて、これが満州人(女真族)と共に常に独立運動の気配を見せています。
朝鮮人が大挙支那に押し寄せる事態は支那にとって安全保障上見逃す訳にはいかないのです。
120万人いると言われる朝鮮族と難民化した朝鮮人が合流すれば国を脅かす事態へと発展する恐れが出て来ます。
支那としてもこれは避けたいところ。
また、未確認ながら支那は難民キャンプの様なものを現在作っているとも言われ、これは大挙押し寄せる朝鮮人を朝鮮族や満州人と合流させない為でもあります。
つまり、中朝国境を越えて来た朝鮮人を隔離するためです。
だから支那にとっては原油供給停止は最後の手段と考えているでしょう。
その上で北朝鮮はロシアからも石油の供給を受けています。
ロシアからは支那の十分の一程度の供給を受けていますが、これは有償での供給です。
ロシアにしてみれば、朝鮮半島有事の際には一丁噛ませろよと言う思惑があるのでしょう。
アメリカにとってはどうか?
アメリカは今もって『核不拡散』を是としています。
アメリカは裏交渉で北朝鮮の核を認めるのではないだろうか?と言う憶測もあります。
確かにアメリカの中にもその意見はあります。
『北朝鮮の核を認めた上で、核を放棄させればよい』
この様な論調です。
しかし、北朝鮮の核を認めれば他の小国も核を持とうとする。
何よりも我が国が核武装せねばならない事態になるのです。
そうなれば北朝鮮にとっては商売のネタが出来た様なもの。
既存の核保有国はその技術を供与しようとは思いません。
それは自分達の安全保障を脅かしかねないからです。
ならば金さえ払えばなんでもありの北朝鮮なら核技術を売ってくれる。
実際、イランの核技術は北朝鮮制です。
これが、例えばアジアや中東で広まってしまう。
だからアメリカは北朝鮮の核を認める訳にはいかないのです。
今般、習近平の特使が北朝鮮に行きましたが実質手ぶらで帰って来る事態となりました。
これは支那チャンネルの終わりと言う事。
しかし、まだ原油供給停止と言う手段は残されています。
北朝鮮は支那にとっての緩衝地帯、しかし逆に我が国から見れば韓国は緩衝地帯です。
北朝鮮の脅威が無くなり、朝鮮半島の緊張が緩和されたならいわゆる在韓米軍の存在意義は薄れてしまう。
と、言っても主力部隊は我が国にある訳ですが...
そもそも朝鮮半島とは地政学的にも大陸に対しては属国としての振る舞いをするしかない。
それは現在も変わりません。
例えば南北朝鮮が統一、或いは一国二制度の高麗共和国が出来たとして支那に対し朝貢を行うならば、それは
我が国にとって新たなる脅威となる
これを忘れてはならないのです。
しかし、今般我が国が巡航ミサイルを導入すると言った途端に習近平は手の平を返し我が国に擦り寄る態度を示しています。
日中関係改善などとアホの様に宣う野党の和式リベラリストはこれをどう考えるのでしょうか?
明らかにしっかりとした武装、安全保障こそが国家間の関係を改善し良好な状態にするのです。
また、我が国の核武装に関してもこれは慎重に考えなければならない。
例えば我が国が核武装すると宣言すれば他の国々も核武装を考え始め核は拡散してしまいかねません。
核シェアにしても、例えばドイツはアメリカと核シェアしてはいるけど、これはEU全体、つまりは
NATO体制での集団安全保障によるものであって、ドイツは個別の自衛権ではなく集団的自衛権に重きを置いているからです。
我が国は NATOの様な集団安全保障がない。
この状況で核シェアをすればアメリカとの二国間でのシェアと言う事になる訳です。
逆に言えば、これこそが世界に対する外交カードになるのです。
世界で唯一核使用が認められる国。
支那やロシアは日本の核武装が怖い。
アメリカだって日本の核武装は怖いのです。
世界は綺麗事ではない。
常に自国の国益の為に人殺しも平気でやる。
我が国はいい加減腹をくくらねばなりません。
そして最後に、北朝鮮有事は一体いつなのか?
私は年内ではないだろうと考えています。
市場を見れば、北朝鮮有事に備えている様には見えません。
更に、来年二月には平昌オリンピック、三月には米韓合同演習。
この辺りが最もきな臭いのではないか?
と、考えますが、実際はどうなることか...
しかし北朝鮮はソウルオリンピックを前に大韓航空機爆破テロをやった。
これは忘れてはいけません。
ジェンキンスさん、増本るみ子さんの母上が亡くなりました。
ご冥福をお祈りしますと共に北朝鮮情勢について私個人として考えてみようと思います。
圧力をかけてはいますが、未だ北朝鮮は折れる気配は無いように思います。
北朝鮮としては、現段階での交渉はしないでしょう。
火星15号は打ち上げには成功した。
けれど弾頭の大気圏再突入には成功していない様です。
北朝鮮としてはまだミサイルや核開発は道半ばですからこれは交渉の段階にはないと考えます。
北朝鮮の考えは恐らく
全てが整ってから
そう考えているでしょう。
現段階で交渉に臨めば、開発半ばでミサイルや核の放棄を迫られます。
核もミサイルも全て開発が完了した後に交渉すれば、より有利な交渉ができます。
アメリカは支那に対しても北朝鮮への圧力を高める様にと要望しています。
要するに『原油を止めろ』と。
支那はパイプラインを使って北朝鮮に対し原油を供給しています。
これを止めれば、北朝鮮は死に体です。
しかし原油と言うのは一旦止めてしまえば、再び供給するのは難しくなります。
パイプラインが詰まるからです。
以前に三日間供給を停止したのですが、再度供給する際にはかなりの圧力でないと原油が流れなかったそうです。
パイプラインでの原油供給と言うのは、供給し続けるか辞めるかの選択しかないと言う事です。
70年代に作られたパイプラインは老朽化し、再度の供給が困難になる。
しかし、原油供給は北朝鮮にとっては死活問題。
支那にとっても安全保障上、非常に重要な意味を持つのです。
北朝鮮に原油供給がなくなれば、たちまち北朝鮮国内は発電も出来なくなる。
そうなれは北朝鮮国民はたちまち中朝国境を越える。
半ば難民化した朝鮮人が大挙支那に押し寄せる。
更に中朝国境付近には朝鮮族と呼ばれる朝鮮系支那人がいて、これが満州人(女真族)と共に常に独立運動の気配を見せています。
朝鮮人が大挙支那に押し寄せる事態は支那にとって安全保障上見逃す訳にはいかないのです。
120万人いると言われる朝鮮族と難民化した朝鮮人が合流すれば国を脅かす事態へと発展する恐れが出て来ます。
支那としてもこれは避けたいところ。
また、未確認ながら支那は難民キャンプの様なものを現在作っているとも言われ、これは大挙押し寄せる朝鮮人を朝鮮族や満州人と合流させない為でもあります。
つまり、中朝国境を越えて来た朝鮮人を隔離するためです。
だから支那にとっては原油供給停止は最後の手段と考えているでしょう。
その上で北朝鮮はロシアからも石油の供給を受けています。
ロシアからは支那の十分の一程度の供給を受けていますが、これは有償での供給です。
ロシアにしてみれば、朝鮮半島有事の際には一丁噛ませろよと言う思惑があるのでしょう。
アメリカにとってはどうか?
アメリカは今もって『核不拡散』を是としています。
アメリカは裏交渉で北朝鮮の核を認めるのではないだろうか?と言う憶測もあります。
確かにアメリカの中にもその意見はあります。
『北朝鮮の核を認めた上で、核を放棄させればよい』
この様な論調です。
しかし、北朝鮮の核を認めれば他の小国も核を持とうとする。
何よりも我が国が核武装せねばならない事態になるのです。
そうなれば北朝鮮にとっては商売のネタが出来た様なもの。
既存の核保有国はその技術を供与しようとは思いません。
それは自分達の安全保障を脅かしかねないからです。
ならば金さえ払えばなんでもありの北朝鮮なら核技術を売ってくれる。
実際、イランの核技術は北朝鮮制です。
これが、例えばアジアや中東で広まってしまう。
だからアメリカは北朝鮮の核を認める訳にはいかないのです。
今般、習近平の特使が北朝鮮に行きましたが実質手ぶらで帰って来る事態となりました。
これは支那チャンネルの終わりと言う事。
しかし、まだ原油供給停止と言う手段は残されています。
北朝鮮は支那にとっての緩衝地帯、しかし逆に我が国から見れば韓国は緩衝地帯です。
北朝鮮の脅威が無くなり、朝鮮半島の緊張が緩和されたならいわゆる在韓米軍の存在意義は薄れてしまう。
と、言っても主力部隊は我が国にある訳ですが...
そもそも朝鮮半島とは地政学的にも大陸に対しては属国としての振る舞いをするしかない。
それは現在も変わりません。
例えば南北朝鮮が統一、或いは一国二制度の高麗共和国が出来たとして支那に対し朝貢を行うならば、それは
我が国にとって新たなる脅威となる
これを忘れてはならないのです。
しかし、今般我が国が巡航ミサイルを導入すると言った途端に習近平は手の平を返し我が国に擦り寄る態度を示しています。
日中関係改善などとアホの様に宣う野党の和式リベラリストはこれをどう考えるのでしょうか?
明らかにしっかりとした武装、安全保障こそが国家間の関係を改善し良好な状態にするのです。
また、我が国の核武装に関してもこれは慎重に考えなければならない。
例えば我が国が核武装すると宣言すれば他の国々も核武装を考え始め核は拡散してしまいかねません。
核シェアにしても、例えばドイツはアメリカと核シェアしてはいるけど、これはEU全体、つまりは
NATO体制での集団安全保障によるものであって、ドイツは個別の自衛権ではなく集団的自衛権に重きを置いているからです。
我が国は NATOの様な集団安全保障がない。
この状況で核シェアをすればアメリカとの二国間でのシェアと言う事になる訳です。
逆に言えば、これこそが世界に対する外交カードになるのです。
世界で唯一核使用が認められる国。
支那やロシアは日本の核武装が怖い。
アメリカだって日本の核武装は怖いのです。
世界は綺麗事ではない。
常に自国の国益の為に人殺しも平気でやる。
我が国はいい加減腹をくくらねばなりません。
そして最後に、北朝鮮有事は一体いつなのか?
私は年内ではないだろうと考えています。
市場を見れば、北朝鮮有事に備えている様には見えません。
更に、来年二月には平昌オリンピック、三月には米韓合同演習。
この辺りが最もきな臭いのではないか?
と、考えますが、実際はどうなることか...
しかし北朝鮮はソウルオリンピックを前に大韓航空機爆破テロをやった。
これは忘れてはいけません。