武漢ウィルスの蔓延により日本各地で「緊急事態宣言』が延長されたり、新たに指定されたりしています。
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PCR検査はあくまで検査であって治療ではありません。
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核の周りには『粗面小胞体』と言う器官があり、その表面にある『リボゾーム』ではタンパク質の合成が行われています。
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結合したウィルスは細胞内に取り込まれ、ウィルスの殻が細胞内で破れます。
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mRNAは細胞内に取り込まれると、リボゾームで翻訳され遺伝情報に直接影響することはありません。
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またSARS-Cov-2の抗原を発見したメモリーT細胞はキラーT細胞と共に感染細胞を破壊してウィルスの増殖を抑制します。
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mRNAの『U』の一部をこのN-1メチルシュードウリジンに置き換える事で RNAは安定し翻訳されやすくなります。
世界有数の病床数を誇りながら医療逼迫と言う事態に陥っています。
昨年、政府は予算を付け予備費まで積み上げたにも関わらずです。
5兆円と言う予備費は異例の高額。
しかしどう言う訳か目詰まりを起こし、殆ど使われぬまま。
コロナ対応の病床数を増やす等使い道はいくらでもあったのに使われず、その後の予備費積み上げには『使い切る』とまで明記されてしまうほどです。
アホ野党とウンコマスコミは予備費に難癖をつける始末。
また医師会等も政府に予算を要求すらしなかった事が今日の特に大阪の医療逼迫を招いた事は明らかです。
立憲君主や共産党が主張する様な、大規模PCR検査などは全く論理のすり替えでしかなく、大阪等はダントツの検査数。
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PCR検査はあくまで検査であって治療ではありません。
更に偽陰性や偽陽性と言う誤差が一定数あるわけですから、大規模検査をすればそれだけ誤差の値が大きくなるのは簡単な算数で導き出せるのです。
感染拡大を計算するには微分方程式を用いますが、これは高度に数学の知識を必要とします。
検査の誤差はより簡単に計算出来ます。
それを考えれば、検査は的を絞るのが正しいのです。
この様なウィルス性の病気への対処は感染予防は必要ですが、集団で免疫を獲得する以外の方法で終息するのは殆ど無理です。
集団免疫獲得には、例えば国民の6割が感染するとか...
そんな事をすれば死者数はとんでもない数字になり、国家としては耐えられないでしょう。
集団免疫をより安全に獲得するとなればワクチンと言う事になります。
昨今、実しやかに流布されるワクチンの話しにはあまりに誤解や嘘が多いのではないかと思われます。
かと言って、私自身も学術的記事や論文に目を通しましたが、専門知識や資料がなければ理解し難く、理解したとて伝えるのはかなり困難です。
とは言え、だから自分だけわかっていても仕方ない。
今回はとある方の説明がスッキリとわかりやすく解説されていたので、その方の解説をお借りしつつ話してみたいと思います。
mRNAワクチン
ファイザーなどが手がけるコロナウィルスワクチンが『mRNA』ワクチンです。
先ず RNAとは何ぞや?
と、言う話しになります。
RNAとはリボ核酸と言います。
みなさんよくご存知のDNA(デオキシリボ核酸)とは全く異なる性質を持ったものです。
DNAは2本のヒモが合わさった様な二重螺旋構造であるのに対し RNAは一本のヒモからなる構造です。
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DNAは安定している為に遺伝情報の『保存』に利用されます。
RNAは不安定なので遺伝情報の『伝達』に利用されます。
RNAには様々な種類があり、そのうちワクチンに利用されるのがmRNAとうRNAになります。
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人の細胞は『細胞膜』と言う脂質やタンパク質等で出来た膜に覆われていて、細胞の『核』にある染色体(DNAで出来ている)には遺伝情報が保存されています。
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核の周りには『粗面小胞体』と言う器官があり、その表面にある『リボゾーム』ではタンパク質の合成が行われています。
また『ゴルジ体』では合成されたタンパク質の加工や濃縮が行われます。
遺伝情報なるものは、どの様に発現するのかと言えば、核内の染色体はDNAから出来ており、遺伝情報が発現する時にDNAの遺伝情報の一部がmRNAにコピーされるわけです。これを転写と言います。
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mRNAは核からリボゾームへ移動し、リボゾームではmRNAの遺伝情報に応じて『tRNA』と言うRNAアミノ酸を持ってきます。これを翻訳と言います。
翻訳の過程でアミノ酸が繋げられていき、最終的にタンパク質が合成されます。
DNAには様々なタンパク質がコードされていますが、常に全ての遺伝情報が発現しているわけではありません。
遺伝情報は様々な条件によって、発現し状況に応じて必要な種類のタンパク質だけが作られています。
例外として『逆転写酵素』と言う酵素があります。
この酵素は『RNA→DNA』の順に反応を起こす事ができます。
しかし逆転酵素は限られたウィルスのみが持つものです。
更にDNAを核に移行されるには別の酵素が必要な為、ワクチンによりmRNAを核のDNAに組み込むことは不可能です。
次にSARS-Cov-2がどの様に増殖するかです。
ごく簡単に説明します。
SARS-Cov-2の表面にはトゲ状の抗原(スパイク)があります。
この抗原が細胞表面のACE-2というタンパク質と結合します。
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結合したウィルスは細胞内に取り込まれ、ウィルスの殻が細胞内で破れます。
ウィルスの殻から出て来たRNAはmRNAに変換されると、リボゾームで翻訳され、ウィルスのタンパク質が合成されます。
合成されたタンパク質は複製されたRNAと共に、ゴルジ体で組み立てられた後、細胞の外に脱出します。
SARS-Cov-2の感染に必要なACE-2は、肺・小腸・舌等の細胞に多く存在しています。
このウィルスによる肺炎や味覚変化はこの為に起きやすいのです。
SARS-Cov-2は様々なタンパク質がコードされています。
このうち抗原をコードしている部分だけがワクチンに使用されています。
コロナウィルスの症状を引き起こす遺伝情報は使用されていないのでワクチンに使用されるmRNAが症状を引き起こすことはありません。
また、ワクチンに使用されるmRNAは専用の方法により合成されており、ウィルスから取り出したmRNAを使用しているわけではありません。
ワクチンに使用されるmRNAは『+』の電気を帯びた脂質の膜に包まれており『−』の電気を帯びた細胞膜と結合します。
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mRNAは細胞内に取り込まれると、リボゾームで翻訳され遺伝情報に直接影響することはありません。
翻訳によって合成されたタンパク質はさらに折り畳まれてSARS-Cov-2の抗原となります。
抗原は細胞外に分泌され、抗原情報は『マクロファージ』や『樹状細胞』といった免疫細胞に受け取られます。
抗原の一部はゴルジ体で加工され細胞表面に提示されて『キラーT細胞』と言う免疫細胞に受け取られます。
マクロファージや樹状細胞などの免疫細胞は更に細胞の表面に抗原を提示します。
抗原の情報は『ヘルパーT細胞』に受け取られます。
抗原の状態を受け取ったヘルパーT細胞は活性化されて、更に様々な免疫細胞を活性化していきます。
抗体を作る免疫細胞である『B細胞』はヘルパーT細胞により活性化され、一部が抗原の情報を記憶する『メモリーB細胞』に変化します。
一部のキラーT細胞も抗原情報を記憶する『メモリーT細胞』に変化します。
SARS-Cov-2に感染すると、抗原を発見したメモリーB細胞は、B細胞と共に抗体を産生します。
抗体はSARS-Cov-2の抗原に結合し、抗原とACE-2が結合出来ない様にする為、SARS-Cov-2は細胞内に侵入できません。
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またSARS-Cov-2の抗原を発見したメモリーT細胞はキラーT細胞と共に感染細胞を破壊してウィルスの増殖を抑制します。
この様にワクチンによって一度免疫を獲得すると、実際にウィルスに感染した時に迅速に対応出来る様になります。
RNAの遺伝情報は『A』・『U』・『G』・『C』の4種類の塩基と言う物質の配列により決まっています。
しかし非常に不安定で体内ではすぐに排除されてしまいやすいのです。
そこでワクチンのmRNAにはN-1メチルシュードウリジンと言う塩基が用いられています。
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mRNAの『U』の一部をこのN-1メチルシュードウリジンに置き換える事で RNAは安定し翻訳されやすくなります。
このN-1メチルシュードウリジンを組み込んだmRNAは翻訳された後、分解される為に体内に残り続ける事はありません。
この体内に残らないと言う事は、現自民党参議院議員で現在も執刀を行う医師である古川俊治議員も明言しています。
更に説明した様にワクチンに用いるmRNAは非常に脆く不安定な為−70℃と言う低温で保存しなければなりません。
そしてDNAに影響しないし、体内に残らないのですから後々の影響と言うものも考えられません。
そして免疫細胞の暴走なるものも、論理的には考えられません。
免疫は特にその記憶が重要ですが、記憶した免疫が暴走するなら平素でも様々なウィルスに感染している我々は常に免疫が暴走していなくてはなりません。
変異種に対しても現在のワクチンで一定の効果は確認されています。
防疫は特に国の安全保障の問題で軍事技術です。
戦前の日本は特に防疫に関してはかなり優秀でした。
ですから、土着の感染症に他国が支配を諦めた台湾を統治する事が出来たのです。
朝鮮半島では人口を増やし、寿命が伸びたのは事実です。
戦後、我が国はこの防疫の為の基礎研究を『軍事研究』として阻害してきました。
よって、国産ワクチン開発に遅れが生じているのです。
更に世界的見て『さざ波』程度の感染者数では国内での治験も数が足りずできません。
そして何よりも国民がワクチンに対する過剰な忌避反応により、集団接種を辞めてしまい、今日のワクチン接種の進みの遅さを招いています。
防疫は安全保障。
ワクチンは我が身を守る為だけではありません。
他者への感染を防ぐ為のものであり、蔓延の影響で経済的負担を減らすことにも寄与するのです。
無用な経済的疲弊によって死ぬ人を救う事は、先の大東亜戦争開戦の理由と同じではないでしょうか?
ワクチン接種は任意ですが、一度しっかりと考えてみてはいかがでしょうか。