ポトマック自然観察日記

アメリカ東部の自然紹介をきかっけに、日本や世界の自然観察を共有。

コスタリカ ⑥ピエナス・ブランカ川(12月30日)

2011年01月22日 | 日記
31日の帰米を前にコスタリカ最後のウォッチングの日となりました。宿の強い薦めで、ゴムボートによる川沿いのウォッチングに出掛けます。カナダ・バンクーバー島から来た4人家族と一緒で、船頭は自然ガイドでもあります。船に乗り込み、ものの30秒としないうちにCrested Caracaraの登場です。60センチ近くある堂々とした見事な鳥です。ラフティングということで我々も一つづつ櫂を持たされます。船を滑らすと、ホエザル(Mantled Howler Monkey)達が登場です。



川下りの途中で、開拓時代さながらの素朴な生活をしている家族を訪ねるため、一旦船から上陸。そしてそこには、またもやお気に入りのバードフィーダーが!まあ、見て下さい。Red-legged Honeycreeper、Black-cheeked Woodpecker、Baltimore Oriole、Passerini's Tanager、そして鳥たちと餌を取り合ったVariegated Squirrel。



船に戻ります。色々なものが出てくるのですが、ラフティングというのは船上で体を動かすのが難しいので角度によっては上手く見られません。ゆっくり進む割にはカメラの焦点を合わせるのもなかなか大変。船上からとれたものを少し並べましょう。Crocodile、Anhinga、巨大なベビ(パイトン系?)、そしてツアーの最後にようやく見られましたナマケモノ(Hoffmann's Two-toed Sloth)の後姿です。もちろん寝ています。



いやあ、楽しかった、というか凄かったですね。バードウォッチャーはお金を貯めてコスタリカに行くべし。議論の余地がありません。ウォッチングの「濃さ」が違うと思います。ポトマックに帰ってきてからもフィールドガイドとの睨めっこが続き、また同種のガイドブックで哺乳類編も買い足してしまいました(The Mammals of Costa Rica, A Zona Tropical Publication, 2007)。因みに以前申しましたが、私は大学時代に生物同好会獣班におりました獣好きで日本や北米用の哺乳類に関するフィールドガイドを数冊持っていますが、この本は専門性と親しみやすさのバランスが秀逸です。

さあ、コスタリカ編を閉めましょう。「次は一体いつコスタリカに行くのだろう」。
コメント (1)
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