あれは2月11日でした(すいません、まだ3カ月前のことをアップしています)。私にとって新たなマイ・フィールドになった那須野が原で、今後ずうっと師匠と仰ぐべき自然観察の大先輩に出会ったのでした。
始まりは、彼のブログでした。余りに私と趣味や観点が似ていて、思わずメールをしてしまい、「連れて行って下さい」との申し出に快く応じて下さったのでした。初対面ながら、彼のSuzuki Jimnyに乗り込んで、広い那須野が原をウォッチングです。
いきなりキツネの巣を覗きに。ちょっとしたこうした傾斜地に巣穴があったそうです。この日の現場検証では、現在は使われていないと判断されました。
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次に向かったのがオオタカの巣。広い松林の中から師匠はこともなげに「ああ、ここです」と車を止め指をさして教えてくれました。タカの姿は見られませんでしたが、じっくり観察し、巣の大きさを実感。
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とにかく網目のような小道、林道、農道をスイスイ進む師匠。そして、何かを見つけては車を止め、窓を開けてウォッチング。ちょっとしたサファリです。これはホオジロ。
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雪が残る場所に差し掛かれば絶好のフィールドサインを見つけるものです。最初は「何だろう」と二人で首を傾げたものですが、「イノシシだろう」と言うことで見解は一致。きっとグループで新雪を踏みしめながら移動して行ったのですね。
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イノシシの動きを想像しては楽しんで、さて車に乗り込むと、ものの20メートル位行ったところで師匠がまた車を止めます。何と、クマ捕獲のための檻。その大きいこと!
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車の先に小鳥の群れがいます。そうっと車を止めエンジンを切ってウォッチング。赤っぽくて小さな可愛い鳥たち。そう、ベニマシコの群れでした。被写体として小さいし距離が遠いっ!
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「さあ、ムササビの棲み処に行ってみよう」などと言われますと、大学時代は生物同好会獣班に1年くらい所属していた私としてはゾクゾクしてしまいます。その当時は良く高尾山で観察したものでした。そうか、この那須野が原にも居たのか・・、とちょっとした感動。まず見つけたのは、大きな杉の根元にあったムササビの落とし物。そう、その周囲には巣穴がある筈です。
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あったあ!正にムササビと言う穴。その上には樹皮を引っ掻いた後もあります。穴を掘られ引っ掻かれ、ホスト役の杉の木も大変です。
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ムササビの落とし物をさらに探していると、今度はネズミのサインです。ちょこまか動いたのでしょうね。
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この地の大河・那珂川では、サクラマスが遡上して産卵すると教えてくれました。淡水魚ファンでもある私が異常に反応したため、師匠が清流の魚採りの名人であるとカミングアウト!ああ、何と関心が共通なことでしょう!その産卵場にも連れて行って頂きました。実に爽やかな、良い「気」の流れているような場所です。
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「最後にフクロウの巣をチェックしましょう」と言われた時には、「おお、そこまで行きますかっ!」と衝撃を受けました。この日は、キツネ→オオタカ→ホオジロ→イノシシ→クマ(の檻)→ハギマシコ→ムササビ→サクラマスと言う信じられない位のリッチなメニューであり、その締めに「フクロウ」と来るとは何と言うことでしょう。師匠が場所を知る大きな洞(うろ)をチェック。中を覗き込むと、その広さと深さにはちょっと驚きました。この日は空っぽでしたが、いつかはここでヒナが誕生するのでしょう。
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「ミゾゴイを見たことがあるか?」と聞かれました。答えはNoですが、この師匠が最後に話題にしたお薦めの鳥です。きっと将来見られると思います。
師匠によれば、この那須野が原の自然環境も大分変わってきているそうです。気候変動や森林減少などが思いくところですが、時の経過と共に観察できる動物や鳥の種類が変化してきているとか。私も自分自身がそう実感出来る程長くこのフィールドに通い詰めたいと思います。
素晴らしい師匠、自然愛好仲間を見つけました。Oh, what a day it was!
始まりは、彼のブログでした。余りに私と趣味や観点が似ていて、思わずメールをしてしまい、「連れて行って下さい」との申し出に快く応じて下さったのでした。初対面ながら、彼のSuzuki Jimnyに乗り込んで、広い那須野が原をウォッチングです。
いきなりキツネの巣を覗きに。ちょっとしたこうした傾斜地に巣穴があったそうです。この日の現場検証では、現在は使われていないと判断されました。
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次に向かったのがオオタカの巣。広い松林の中から師匠はこともなげに「ああ、ここです」と車を止め指をさして教えてくれました。タカの姿は見られませんでしたが、じっくり観察し、巣の大きさを実感。
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とにかく網目のような小道、林道、農道をスイスイ進む師匠。そして、何かを見つけては車を止め、窓を開けてウォッチング。ちょっとしたサファリです。これはホオジロ。
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雪が残る場所に差し掛かれば絶好のフィールドサインを見つけるものです。最初は「何だろう」と二人で首を傾げたものですが、「イノシシだろう」と言うことで見解は一致。きっとグループで新雪を踏みしめながら移動して行ったのですね。
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イノシシの動きを想像しては楽しんで、さて車に乗り込むと、ものの20メートル位行ったところで師匠がまた車を止めます。何と、クマ捕獲のための檻。その大きいこと!
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車の先に小鳥の群れがいます。そうっと車を止めエンジンを切ってウォッチング。赤っぽくて小さな可愛い鳥たち。そう、ベニマシコの群れでした。被写体として小さいし距離が遠いっ!
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「さあ、ムササビの棲み処に行ってみよう」などと言われますと、大学時代は生物同好会獣班に1年くらい所属していた私としてはゾクゾクしてしまいます。その当時は良く高尾山で観察したものでした。そうか、この那須野が原にも居たのか・・、とちょっとした感動。まず見つけたのは、大きな杉の根元にあったムササビの落とし物。そう、その周囲には巣穴がある筈です。
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あったあ!正にムササビと言う穴。その上には樹皮を引っ掻いた後もあります。穴を掘られ引っ掻かれ、ホスト役の杉の木も大変です。
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ムササビの落とし物をさらに探していると、今度はネズミのサインです。ちょこまか動いたのでしょうね。
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この地の大河・那珂川では、サクラマスが遡上して産卵すると教えてくれました。淡水魚ファンでもある私が異常に反応したため、師匠が清流の魚採りの名人であるとカミングアウト!ああ、何と関心が共通なことでしょう!その産卵場にも連れて行って頂きました。実に爽やかな、良い「気」の流れているような場所です。
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「最後にフクロウの巣をチェックしましょう」と言われた時には、「おお、そこまで行きますかっ!」と衝撃を受けました。この日は、キツネ→オオタカ→ホオジロ→イノシシ→クマ(の檻)→ハギマシコ→ムササビ→サクラマスと言う信じられない位のリッチなメニューであり、その締めに「フクロウ」と来るとは何と言うことでしょう。師匠が場所を知る大きな洞(うろ)をチェック。中を覗き込むと、その広さと深さにはちょっと驚きました。この日は空っぽでしたが、いつかはここでヒナが誕生するのでしょう。
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「ミゾゴイを見たことがあるか?」と聞かれました。答えはNoですが、この師匠が最後に話題にしたお薦めの鳥です。きっと将来見られると思います。
師匠によれば、この那須野が原の自然環境も大分変わってきているそうです。気候変動や森林減少などが思いくところですが、時の経過と共に観察できる動物や鳥の種類が変化してきているとか。私も自分自身がそう実感出来る程長くこのフィールドに通い詰めたいと思います。
素晴らしい師匠、自然愛好仲間を見つけました。Oh, what a day it was!