●本日午前7時雨23.1℃ もう今朝は雨ですが、晴れ間もある予報
【飛んでイスタンブール】トルコのイスタンブール工科大学が2012年の早い時期に3ユニット大のCubeSatを打ち上げるとのことです(関連:JE9PEL/1局Blog)帯域50kHzV/U、LinearTransponderを積むのでFO-29のCubeSat版と言ったところでしょう。太陽同期軌道680kmに打ち上げるとされています。CubeSatの音声衛星は今のところないので、実現すれば楽しめそうです。AO-51の後継機FOXがCubeSatで音声中継器を積みますが、その「先駆け」になるか?開発名「TURKSAT-3USAT」TURKはトルコ、3USATは3ユニットという意味ですね◆このようにして衛星はどんどん打ちあがりますから、CubeSatを確実に追うことも衛星通信の楽しみの一つです。
【次世代GPS】アメリカの軍用GPS衛星に頼るのでなく、自前でGPS衛星を持つ構想は日本にもある。昨年9月にその先駆けとして準天頂衛星「みちびき」1号が打ち上げられている。本格稼動には最低でも4機必要だが、経済産業省は、民間企業なども参画するGPS関連新産業育成研究会を6月中にも立ち上げるとしている(6月20日産経新聞)記事は「30兆円アジア市場開拓」という見出し◆以下「準天頂衛星を活用した主な衛星利用ビジネスと関連市場」①ロボットの遠隔操作(本田、ソニーなど)②トラクターなどの農業機械を遠隔操作し、無人化を実現するIT農業(コマツ、クボタなど)③三次元地図作製のためのシステム整備(三菱電機など)④離着陸時を含めた航空機の自動操縦機能の強化(三菱重工業など)⑤カーナビによる車線のはみ出しやカーブ手前の減速警報(カーナビメーカー)⑥史跡の前で携帯カメラを向けると説明が送信されるなどの観光案内(ソフトバンクモバイルなど)⑦子供の居場所特定や見守り、ペットの捕捉サービス(ベンチャーなど)⑧GPS電波を処理する専用チップ開発(エプソンなど)◆⑧番が実現すると「森永ミルクキャラメル1個」くらいの大きさで全て用が足りるようになるかもしれない◆さて、私たちアマチュア無線では「APRS」となるが、このAPRSシステムは発展の可能性を秘めているのだろうか。