●本日午前7時曇り17.1℃ どんより雲っています。雨模様
【AO-73】21:49 ■受信(CW)JA3PXH(26002A九度山町) R0RQ JA0BBW ★13.03kHz(21:59)
【4M-LXS】中国の月探査プロジェクトは「嫦娥」(じょうが:Chang'e)と呼ばれています。その5号機では月からサンプルを持ち帰る計画になっているとのことですが、その試験機が10月23日に打ち上げられる予定です。それには、アマチュアバンドで運用を行う「4M-LXS」という機器が搭載されます。4Mは前述のとおりですが、LXSはこの機器を開発したルクセンブルクのLux Space社から来ていると思われます◆「シーケンス」とは「あらかじめ設定しておく動作の順序」のことですが、JT65Bでは1分間の送信内容が8区切りの時間間隔シーケンスとなっています。表にすると分かり易いのですが、例えば毎分の00秒から1秒間はオフ、最後の58秒から2秒間がオフというような組み立てです。その間は「ユニークトーン」や「可変トーン」で秒間隔で操作順序が組み立てられています◆JT65Aなりの信号を実際に聞いて見ると分かるのですが「ピーロピーロ」などと聞こえる可聴Toneです。すべてこのToneで符号を組み立てる仕組みのようです。
Seque. | Hz | JT65B TX | |
1 | 400 | Call sign | |
2 | 420 | Telemetry | |
3 | 440 | Global Msg. | |
4 | 460 | RAD Data | |
5 | 480 | Global Msg. |
◆M4-LXSは、JT65Bモードの信号を1分間ずつを5回、5分送ってくるとのことです。シーケンスの3区切り目には「ユニークトーン4」というのがあって、このToneの周波数で送る内容を区別することになっています。上記の表のように400Hzであれば、コールサインを送って来るということです。