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【XW-2】XW-1は中国初のアマチュア無線の周波数を使った衛星でした。FMトランスポンダーは早々とダメになってしまいましたが、今も元気にCWBeaconを下ろしています。その後継機、CAMSAT(XW-2)は、2つのマイクロサテライト「CAS-2A1」および「CAS-2A2」から成ります。アマチュア無線通信と教育を主目的としていますが、連星の形で飛行するように構築されています。これはつまり、アマチュア無線通信の可能性を広げるために、二つの衛星の軌道が適した位置関係にある時、2衛星間の無線リンクを行うことが出来るように設計されています◆どちらの衛星も重さ25㎏、270x270x250mmの大きさであり、太陽同期、遠地点1000㎞、99.5度の軌道傾斜角を予定し、2015年7月に中国太原発射場から打ち上げられます◆←当Blogの解説と拡大意訳あり◆「ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん」太陽同期は当然のことながら、遠地点1,000㎞ですと…。FO-29の軌道が一番膨らむ時で900㎞くらいでしょうか。それよりも地上高度が高いということは、遠距離の通信が可能なことと、滞在時間が長いということ、それだけでも十分面白い。
◆2009年12月22日(火)の当Blogの記事転載↓
【特集】「中国初のアマチュア衛星」XW-1は中国が12月15日に打ち上げたアマチュア通信衛星です。早くもオスカーナンバーが付きました「HO-68」(歯磨き多けりゃ虫歯なし)重さ50㎏ですから、CubeSatに比べれば大きい衛星です。平均軌道高度が1,200㎞とのことですから、滞在時間が長くなっています。送信機は2つ積んでいます。一つはBeacon(Tlemetry)用です。もう一つはFMとLinear(直線増幅)用です。一週間のうち日本上空でFM4回、リニア2回中継器がONになりました。リニアトランスポンダーはFO-29と同じです145.950で上げて435.740で降りて来ます。中心周波数の和が581.690です。中継帯域は約50KHzです。運用予定は中国語と英語のWebSiteで紹介されますから、それを見てQRVすると良いでしょう。FMの中継器はアップが難しいようです。その要因については別記します。リニア中継器は割合アップし易いとの報告が各局からなされています。次にLinearTransponderの周波数関係を示します。(転用自由)☆☆☆