なぜ「7」なのか――次期Windowsの命名についてMSが説明
『同氏によると、Windowsの最初のリリースはWindows 1.0、2番目はWindows 2.0、3番目はWindows 3.0だった。
だがその後は少々複雑で、Windows 3.0の後にリリースされたWindows NTは、コードのバージョンはWindows 3.1だった。その後に登場したWindows 95のコードはWindows 4.0。以降Windows Meまで、コードのバージョンは4.xとなる(下表参照)。』
なにこのWindows NTとWindowsをごっちゃにした記事は?
以下、記事に加筆
Windows 1.0 1.0
Windows 2.0 2.0(日本だとたぶん2.1)
Windows 3.0 3.0
Windows 3.1 3.1(記事では抜け。3.0よりメジャーなのになぜ削る?)
Windows 3.11(記事では抜け。Windows for Work Groups,日本語版は無し?)
Windows 95 4.0
Windows 98 4.0.1998
(4.10の間違い)
Windows 98 SE 4.10.2222
Windows Me 4.90.3000
MSのリリースによると
Windows 95 製品版 OEM 4.00.950
Windows 95 製品版 SP1 4.00.950A
OEM Service Release 2 4.00.1111* (4.00.950B)
OEM Service Release 2.1 4.03.1212-1214* (4.00.950B)
OEM Service Release 2.5 4.03.1214* (4.00.950C)
Windows 98 製品版、OEM 4.10.1998
Windows 98 セキュリティ CD 4.10.1998A
Windows 98 Second Edition 4.10.2222A
Windows 98 SE セキュリティ CD 4.10.2222B
Windows Me 4.90.3000
Windows Me セキュリティ CD 4.90.3000A
で、NT系列は別枠で、頓挫した新OS/2から出発したもの。
Windows NT 3.1
Windows NT 3.5(記事では抜け)
Windows NT 3.51(記事では抜け)
Windows NT 4.0(記事では抜け)
Windows 2000 5.0
Windows XP 5.1
Windows Server 5.2
Windows XP(64) 5.2
Windows Vista 6.0
もっと細かいバージョンはあるだろうけど、だいたいこんなもん。
次期Windows NTがver.6.1なのに「Windows 7」とする愚行を指摘するのはいいけど、DOSのファイルシステム・ディスクI/Oを使い、DOSの呪縛から逃れられなかったWindows1.0~4.9までと、OS/2のなれの果てのNTをごっちゃにするとはどういう意図なんだろう?
ITmediaってこの程度のメディアなんだ?
余談だが、Windows MeってWindows2000でNTと統合しようとしたのに、いろいろ間に合わなくて、NTに乗り換えさせるための刺客だと思うんだ。結局XPまでずれ込んでしまったわけで。