【カップめん防虫剤】消費者に責任? 移り香強調で社長に疑問の声も
『「防虫剤のにおいが容器の中に移った可能性がある」。前日に続き記者会見した中川晋社長は、そう何度も強調。「保管状況に原因があるとも受け取れる」と、消費者側に“責任転嫁”するような発言に報道陣から疑問の声があがった。』
まだ事件の全貌が明らかになったわけではなく、警察の捜査でも移り香の可能性を指摘しているので問題ないと思うけどねぇ?むしろ
マスコミのとにかく製造者を叩け的な姿勢の方がよっぽど問題だろ?
日清食品カップめん、4月以降で防虫剤成分検出26個
『いずれも購入から約1か月間、近くに芳香剤や防虫剤が置かれており、県警幹部は「成分が気化して容器内に染み込んだ可能性が高い」との見方を示した。』
昨今の日本はアメリカ人並みに無茶な主張をする人が増えていて、「恥を知れ!」と言いたくなることもしばしば。そういう傾向はこんにゃくゼリー事件で端的に現れています。
ただ気になるのは紙容器にスイッチしている点。
問題のカップブードルが紙容器の物だったのかどうか私は知りませんが、もしそうであるなら容器による問題(というか影響?)という可能性もありますね。
カップめん:苦情28件中8件で防虫剤成分 生協連合会
『今年3~9月に全国から28件のにおいの苦情があり、うち8件でパラジクロロベンゼンやナフタレンが検出されていたことが24日分かった。いずれも健康被害はなかったといい、連合会は公表していなかった。』
生協は毒餃子事件で体制を整えるとしたにもかかわらず、カップ麺事件では対応の遅れが目に付きます。「広報に連絡が届いてなかった」というレベル。
『非公表の理由について連合会は「製造工程を調べ、においの元となる薬剤などを使っていないことが判明し、重大な健康被害につながらないと判断したため」と釈明している。』
これじゃぁ何の改善もなされていないと批判されても返す言葉がないだろうね。日清も公表していなかったわけで、対応の遅れを指摘出来るでしょう。
この場合
「防虫剤の臭いが移ることがあるから注意しろ」という発表があれば良かったと思います。クレーマーみたいな消費者やマスコミにたたかれる前に、情報を流した方が得策です。攻撃は最大の防御、ですな。
しかしまぁ、業務用の殺虫剤成分や農毒が検出されたならともかく、どこの家庭にもある防虫・芳香剤の成分だからねぇ。製造者の責任というより消費者側の問題という感じが濃厚です。完全に芳香剤から隔離した状況で同じ問題が起きれば製造者側にダウトですが…
でもまだ良く解らないですから、決めつけるのは良くないですね。