近畿旅客鉄道 佐倉線

明日の鉄道員を夢見る男の物語

全線乗車旅行記‐2010秋編1 後編

2010年10月08日 | 4番線:「鉄道旅行記」
さて中編では三田駅から和田山駅までの様子を紹介しました。
今回は最後の行程である和田山駅から宝殿駅までの様子を公開します。

列車を降りた後、2番線に到着していた下りの「はまかぜ」を撮影しました。
  
現在の気動車では味わえない重厚感のあるエンジン音がまた魅力的です。
また煙を黙々と吐きながら走り去っていく姿は見る者を圧巻させます。

写真を取り終えて、改札口に行った時に、私はある物を見つけました。
  
かつて活躍していた赤レンガの機関庫をモデルにしたジオラマです。
余談ですが本物の機関庫の近くには蒸気機関車時代の給水塔が今も残されてます。

またその上には2枚のポスターが貼られていました。
  
来月7日に「特急はまかぜ」に新型車両が投入されることを告げています。
そして周辺には写真右の様な幟(のぼり)が立っていました。

そして14時56分。今回の旅の華を飾る列車の登場です。
  
新型車両の投入によって姿を消す181系気動車を使用した「特急はまかぜ」です。
この列車で播但線の終端駅の姫路駅を目指します。

発車後の車内の様子がこちらです。

指定券を購入しましたが、空席の多そうな自由席に乗車しました。
しかしこの日は自由席も結構な数の席が埋まっていました。
(この時期でこの混雑はまず有り得ません。)

和田山から生野までは車内を散策していました。
    
編成の大部分を占める普通車の様子です。
座席は民営化後の改造で交換されたフリーストップ式のリクライニングシートです。

勿論、座席背面に装備されているテーブルもまだまだ使用可能です。
  
ちなみに大きさは弁当1個と500mlペットボトル1本が置ける程度です。
グリーン車の肘掛けに装備される物よりも圧倒的に使い勝手が高いです。

乗降ドアには現代では貴重な存在である折り戸が採用されています。
  
戸袋を必要としない為、過去には寝台客車などでは積極的に採用されていました。
しかしそれも現在では過去の話です。

洗面台やトイレの様子は登場時とあまり変わっていません。
    
ちなみに以前、洗面所に設置されていた冷水器は撤去されています。
また写真右はトイレ内に設置されている換気用の窓です。

再び席に戻ると列車は既に生野駅を後にしていました。
    
景色を眺めるに程好い速度が「長閑な旅」を演出してくれます。
また非電化区間は架線柱が立っていない為、眺めも良好です。

そして今回は寺前から福崎までの車窓動画を撮影しました。
これは以下の動画で完全ノーカットでハイビジョン画質で再生可能です。


そして和田山駅を出発して約1時間後。播但線の終端駅である姫路駅に到着しました。

この駅からは列車の進行方向が変わる為、座席の転換を促す放送が流れます。
しかし大半の乗客はこの駅で降りてしまいます。

列車の出発を見送って、私は次に乗車する列車の到着ホームに行きました。

そして最後に本日乗車する列車がやって来ました。

223系2000番台を使用した普通列車です。
この列車で最終目的地の宝殿駅を目指します。

列車は先程まで停車していた姫路駅を急いで後にして行きました。

姫路駅から数分間は山陽新幹線の線路と並行して走行します。
ちなみに御着駅の近くには新幹線の保線車両の車両基地が存在します。

旅行開始から約9時間。出発駅であり最終目的地でもある宝殿駅に到着しました。
  
列車を降りた後、私は改札を出て家路を目指します。


ちなみに今回の旅行の結果は以下の通りです。

 
 ・新規走破路線…加古川線、福知山線

 ・新規乗車距離…146.3km

 ・乗車達成率…16.587%⇒19.518%
  (JR西日本管内)