じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

公立中で「塾」開講(2)

2007-12-12 03:25:20 | 教育
★ 昨日の「朝ズバ」に和田中の藤原校長が出演されていた。説明会の映像を流しながら「塾」開講に至った経緯を説明されていた。

★ 校長の説明によると、校内塾「夜スペシャル」は勉強のできる子を対象とした講座で、受講者は20名程度。週3日で18,000円だったかな。校長は1コマいくらとか塾の営業マンのような発言をされていたなぁ。

★ 「ゆとり教育」の象徴とも言うべき寺脇研さんが校内塾擁護論を展開されていたのはちょっと意外だった。「学校と塾が共同でカリキュラムを」という藤原校長と「(今回の取り組みは)学校とは別の組織が行うもので」と弁護されていた寺脇さんとでちょっと温度差を感じた。

★ 藤原校長の姿を拝見しながら、自ら行ってきたことへの自負と今は語られないが「公立」という存在の壁を感じておられるのではないかと勝手に想像した。

★ 閉塞状態の公教育に風穴を開けるという意味では藤原校長のような存在は不可欠だ。公立学校はがんじがらめで現場だけではできないことが山ほどある。しかし校長や教職員、父母にやる気さえあれば、現場だからできることも多くあるということを藤原校長は自らの実践によって問題提起をされているのだと思う。

★ 今回の取り組みは少々手荒な感もする。しかし、それもまた藤原校長の投じた一石かもしれない。

★ 学校教育の歴史を顧みれば、有能な校長が去られた後、ほとんどの学校改革は頓挫する。藤原校長の改革が根づき、他の学校にも普及していくのか、それとも過去の例のように1つの「実験」で終わってしまうのか、見守っていきたいものだ。

★ いずれにせよ、今目の前にいる生徒に対して教職員や父母が真摯に対応し、できる限りのサポートをしようとしているという姿勢は評価すべきだと思う。教職員や父母が生徒たちのために悪戦苦闘している姿を見せることだけでもすばらしいことだ。
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