じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

「二百三高地」を観た

2011-01-02 11:53:07 | Weblog
★ 「坂の上の雲」第2部を見て、日露戦争に興味をもったので久々に「二百三高地」を観た。「坂の上の雲」が主に海軍の視点から日露戦争を描いているのに対して、「二百三高地」は陸軍だ。

★ 乃木大将率いる第三軍が奮闘する姿を描いたものだが、ロシア要塞もなかなか堅固で落ちない。日本軍の犠牲者は増えるばかりだ。児玉総参謀長の応援で何とか「二百三高地」が落ち、旅順に停泊するロシア艦隊を壊滅させたというもの。

★ ドラマとしては、仲代さん演じる乃木、丹波さん演じる児玉の熱演。前線で「使い捨て」られていく兵士たちの様子。あおい輝彦さん演じる主人公と夏目雅子さん演じる婚約者との愛が絡んで進行していく。明治天皇を演じる三船さんもしぶい演技だ。

★ 兵士ひとり一人に家族があり恋人もいる。兵士ひとり一人には特別な憎しみがあるわけではない。もちろん戦闘の過程で友人や部下を失い、その仇を討とうという感情は生まれるが、それも戦闘の結果起こった感情である。

★ 国家と国家の利害の駒として兵士の命が捨てられていく。こんな過ちを人類は何度繰り返してきたことか。帝国主義という時代のせいにするのはたやすいが、帝国主義を生むのもまた人間である。すべての責任は人間にある。特に権力者の責任は重大である。

★ 過酷な戦争の場面が続くが、その中にあって夏目雅子さんの美しさは絶品だ。残念にも若くして亡くなられたが、いつまでもそのお美しさを堪能できるのは鑑賞者の喜びである。
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先行管理と結果管理

2011-01-02 11:30:18 | Weblog
★ 横浜で多店舗経営をするレストランが通販で販売した「おせち料理」が広告で紹介したものとあまりにも違い、内容も劣悪で発送にも不手際があったと伝えられている。

★ さてどんな会社が運営しているのかとホームページを探すと、あった。

★ 40代の若手社長で、近年売り上げが大幅に伸びていると自負している。

★ 社長のブログの中で「先行管理と結果管理」という記事を見つけた。今となっては痛い内容だが、ことが起こってからあたふた慌てるのではなく、ことが起こる前に十分準備をすべきだと言った内容。

★ 社長は先行管理をしている自分への自負があったのだろうが、結局は結果管理に追われるハメに。

★ 確信犯でないと善意に解釈すれば、最初はしっかりとした商品を送ろうとしていたのだろう。しかし、それが何らかの事情で狂ってしまったに違いない。

★ 何らかの事情。広告であまりにも立派なものを出してしまったからか。宣伝戦略に問題があろうが、結果的な信頼の失墜を考えれば赤字を出してもその内容に努めれるべきだろう。「形だけ送っておけば」と、まさかお客様をナメていたわけではないだろう。

★ あとは急成長の企業にありがちだが、経営者の意図に従業員のマンパワーや組織の体制がついていけていないのだ。想像するにお店はクリスマス、正月の準備で大忙しだ。お店の営業だけで手一杯なのに「おせち料理」まで手が回らなかったのではなかろうか。

★ できないならやらないか、できるように手を打つべきだったのに、それを怠ったということだろう。結局は背伸びをしすぎたということか。

★ お客様第一は企業経営の第一原則だ。売り上げや収益はその結果ついてくるものだ。どこでそれが狂ってしまったのか、企業経営にあたるものは心すべき点であろう。
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