★ 伊坂幸太郎さんの「ホワイトラビット」を読んだ。タイトルは作品の中で主要な役割を演じる兎田孝則の名前から来ているのだろうか。
★ 兎田は焦っていた。愛妻を誘拐され、彼女を殺されたく無くば、ある人物「オリオオリオ」を捜して連れて来いというのだ。
★ 兎田はオリオオリオを追っていたが、ところが、どう間違ったのか、ある家に籠城するする羽目に。その家にもまた秘密が隠されていた。
★ さまざまな出来事が次々と絡んでくるところは伊坂作品ならではだ。ただ、この作品はところどころで作者が顔を出す。これにはちょっと違和感がある。作品の中で何度も出てくる「レ・ミゼラブル」へのオマージュなのか。
★ 伊坂作品の中ではイマイチだったが、とにかくハッピーエンドで良かった。