じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

吉田修一「熱帯魚」

2023-02-05 22:52:54 | Weblog

★ 明日は奈良の私立高校入試。塾生が一人受験する。そして京都の私立高校入試は今週の金曜日。さすがに切羽詰まってきた。

★ 忙しすぎる毎日。しかし少しずつでも読書を進めたい。今日は吉田修一さんの「熱帯魚」(文春文庫)から表題作を読んだ。

★ 大工をしている若い男・大輔が主人公。行きつけの雇われママ(そしてその幼い娘)と同棲をはじめ、それに父母が離婚したため生き別れていた弟・光男も加わる。

★ 弟は熱帯魚を見て日々を過ごし、あまりに無為なのを見かねて大輔は建築現場に連れていくが、やはり役には立たず、みんなの笑われ者になって、やめてしまう。

★ 大輔は心優しいのだが、どうも人づきあいが不器用だ。彼はこれからどう生きていくのか、気がかりを残して作品は終わる。

★ 随所に、吉田さんの筆の巧さを感じる。

★ 読みかけの本がたまってきた。瀬尾まいこ「そして、バトンは渡された」(文春文庫)、呉勝浩「スワン」(角川文庫)、澤田瞳子「若冲」(文春文庫)、野沢尚「殺し屋シュウ」(幻冬舎文庫)、伊坂幸太郎「ホワイトラビット」(新潮文庫)、相場英雄「ガラパゴス」(小学館文庫)、薬丸岳「神の子」(光文社文庫)、中嶋博行「検察捜査」(講談社文庫)、横山秀夫「クライマーズ・ハイ」(文春文庫)、新田次郎「聖職の碑」(講談社文庫)

★ さて、どの本が最初に読み終われますやら。

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