じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

瀬尾まいこ「そして、バトンは渡された」

2023-02-18 19:38:42 | Weblog

★ 入試は前半の山場が過ぎ、朝から夜遅くまで教室を埋めていた塾生も少なくなった。ホッとする気持ちと一抹寂しさを感じる。

★ さて、今日は瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」(文春文庫)を読み終えた。

★ 幼い頃に母を病気で亡くした優子。わけあって親がコロコロと変わり、苗字が3回も変わる。ただ、どの親も良い人で、優子にあふれんばかりの愛情を注いでくれた。

★ 無事に高校を卒業するシーンは第1章のクライマックスだ。ジーンとくる。

★ 第2章は、優子が今の父親、森宮さんに彼氏を紹介するシーンで始まる。結婚を考えているという二人、森宮さんは強く反対する。若い二人はなんとか賛成してもらえるように努力し、そして遂に結婚式の場面に。この辺りになると号泣だ。

★ 出会い、別れた親たちが一堂に集まり、二人を祝福する。

★ 読み進めるうちに感動が高まり、クライマックスでどっと気持ちが爆発する。さすが、「本屋大賞」受賞作だと思った。

★ 親になると「明日が二つになる」(315頁)ってところいいなぁ。

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