じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

立原正秋「手」

2025-01-09 18:45:18 | Weblog

★ 今朝は雪がちらついたらしい。私が起きた頃には道路にその跡が残っているだけだった。寒い。

★ 小学校は今日から平常授業。帰る時間が遅くなり、塾に来る時間も遅くなる。ちょっと余裕ができた。

★ 今日は、立原正秋さんの「手」(浅田次郎編「心に残る物語 日本文学秀作選」 文春文庫所収)を読んだ。

★ あるルポライター、木材加工の現場を取材中、どういうわかか、電動のこぎりで左手の手首を切断してしまう。病院に運ばれ、命には別条なかったが、左手首がつながることはなかった。

★ 周りは気を配っているが、当の本人は意外と平然。まだ現実が受け入れられない様子。

★ 切断された手は保存処理され瓶に入れられている。そして主人公はそれを持ち帰るという。

★ 浅田さんは内面小説を得意とする作家が、新たな手法に挑む姿が印象に残ったという。プロならではの視点なのだろう。

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