じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

蜂飼耳「なまえつけてよ」

2025-01-18 17:38:55 | Weblog

★ 大学入試共通テスト「国語」で蜂飼耳さんの「繭の遊戯」が出題された。

★ 蜂飼耳さんといってもピンとこなかった。詩や翻訳で活躍されている方らしい。「繭の遊戯」は雑誌掲載だけで単行本になっていない。よくそんなところから探してくるなぁと感心。

★ 数年前まで採用されていた小学校5年生の国語科、光村図書版に「なまえつけてよ」という作品があり、その作者が蜂飼さんだ。

★ 小学生の春花は、学校からの帰り道、通学路にある牧場のおばさんから、生まれたばかりの子馬のなまえをつけてほしいと頼まれる。なまえをつけるなんて初めて頼まれた春花。いろいろと考えて決めた名前。

★ 次の日、牧場を通ると、おばさんから子馬が売られることを知らされる。がっかりした春花。その春花を転校生の勇太がさりげなく励ます。この勇太の励ましがなかなかおしゃれだ。

★ 異性に関心を持ち、それゆえか不器用な対応しかできない小学5年生ぐらいの男女の心の揺れが新鮮だ。

★ センター試験や共通テストは、戦前のちょっと古い作品が多く出されるが(中には江國さんの「デユーク」のような作品もあったが)、こういう作品もあるんだね。

★ ネット上では「ヒス構文」というのが話題になっている。「ヒス」って「ヒステリー」のことなんだね。

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