★ 茂木健一郎氏の「脳と仮想」を読んでいると、「ミネルヴァのふくろうは、黄昏にしか飛び立たない」(77頁)というフレーズに出会った。
★ 何か意味ありげだが、どういう意味かわからない。ネットであちこち調べてみると、ミネルヴァはギリシャ神話で知性を司る女神アテネの別称で、梟は女神の使いと言うことだった。そして、ヘーゲルが「法哲学」の序章でこの隠喩を使ったという。
★ 哲学は文明が崩壊の寸前に最盛期を迎えるとか、真理は最後にならないとわからない、といった解釈がされている。
★ そう聞いてもなかなか腑に落ちない。なぜ梟は昼間や夜明けには飛び立たないのか。それは梟の習性だからか。では、なぜミネルヴァの使いは梟でなければならないのだろうか。ツバメやスズメでも良いではないか。ワシやタカでも良いではないか。
★ 屁理屈はさておき、茂木氏の博識には感心する。文芸評論には感服する。
★ 何か意味ありげだが、どういう意味かわからない。ネットであちこち調べてみると、ミネルヴァはギリシャ神話で知性を司る女神アテネの別称で、梟は女神の使いと言うことだった。そして、ヘーゲルが「法哲学」の序章でこの隠喩を使ったという。
★ 哲学は文明が崩壊の寸前に最盛期を迎えるとか、真理は最後にならないとわからない、といった解釈がされている。
★ そう聞いてもなかなか腑に落ちない。なぜ梟は昼間や夜明けには飛び立たないのか。それは梟の習性だからか。では、なぜミネルヴァの使いは梟でなければならないのだろうか。ツバメやスズメでも良いではないか。ワシやタカでも良いではないか。
★ 屁理屈はさておき、茂木氏の博識には感心する。文芸評論には感服する。