じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

「四日間の奇蹟」を観た

2017-11-19 00:39:08 | Weblog
☆ 映画「四日間の奇蹟」(2005年)を観た。

☆ 佐々部清監督の作品には毎回泣かされる。広島の原爆を扱った「夕凪の街 桜の国」(2007年)で感動し、「チルソクの夏」(2003年)「カーテンコール」(2005年)は下関を舞台に、人情味あふれる作品だった。人間魚雷を扱った「出口のない海」(2006年)も泣けた。

☆ 比較的最近では「ツレがうつになりまして」(2011年)を観た。宮崎あおいさんと堺雅人さんがもがきながらもほのぼのとした夫婦を演じていた。

☆ さて、「四日間の奇蹟」は、強盗から少女を救うため凶弾に指を傷つけられた天才ピアニスト如月敬輔を吉岡秀隆さん、高校時代から如月にあこがれる女性を石田ゆり子さん、如月に助けられた少女を尾高杏奈さんが演じていた。

☆ 四日間の奇蹟とは何か、美しいピアノ演奏をバックに物語は進む。そして最後はやはり泣かせてくれる。自分の価値とは何か考えさせられた。
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老教員の惑い

2017-11-18 17:20:55 | Weblog
☆ 教員の三面記事が後を絶たない。今度は長崎市の小学校。61歳の男性教諭が小学2年生の下半身をタブレットで撮影したという。

☆ 対面で九九のテスト中の行為というから、何とも大胆だ。61歳といえば定年後に再雇用されたということか。もはや老境の域に入ったこの教員に何が起こったのだろうか。

☆ ロリコン趣味があったのなら、今までよく発覚しなかったものだ。魔がさしたとしても、小学2年生の児童に何を感じたのか。教員の資質以前に、違った検査が必要かもしれない。

☆ 不可解なニュースだ。
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不適切な指導の背景

2017-11-18 13:36:57 | Weblog
☆ 大分県竹田市の小学校、1年生の担任教諭(50歳代)が、児童の口にセロハンテープを貼ったり、脚をタオルで縛ったりと不適切な指導をしていたと報じられている。

☆ 口にセロハンテープを貼ったのは、児童が給食用のマスクを忘れたこと、脚をタオルで縛ったのは脚をそろえて座らなかったからだという。

☆ 教諭の指導が適切であったかどうかは、当該児童の日常の様子や教諭の指導状況をもっと詳しく知らないとわからない。ただ、報道されている事例だけなら、一昔前ならニュースで取り上げられるほどのものでもなかろう。これもご時世だろうか。

☆ この教諭が50代のベテランであることには、感じることがある。かつては許された指導が今の時代には合わなくなったこと。

☆ そのことを教員が自覚できていないのではなかろうか。ベテランゆえの緩みか、それとも老いゆえの鈍さか。

☆ 私が幼かった50年ほど前なら、このような指導は日常的なもので、体操服を忘れたからと下着でグランドを走らされている生徒もいたし、授業中おしゃべりをやめない生徒は口にガムテープを貼られていた。長時間立たされたり、正座させられたり、時にはビンタもあった。今なら大問題だろう。

☆ 時代は変わったのだ。このことを教員も自覚しなければならない。「熱血」で許される時代ではないし、何よりも日常的な父母との関係が重要になってきているように思う。そう、子どもの指導以前に父母との対応が大きいように思う。

☆ 50代の教員なら児童の父母は自らの子どもの世代。児童は孫のようなものか。世代間の価値観の違いがあるように思う。それにマスメディアの教員たたき。組合が守ってくれる時代でもない。教員は自分で自分を守らなければならない時代だ。そのためにも時代の変化に敏感になって欲しいものだ。

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正当行為

2017-11-17 20:36:48 | Weblog
☆ 刑法35条は、「法令又は正当な業務による行為は、罰しない」と定めている。

☆ 医師が注射をうったり、外科手術をしても当然それは暴行罪でも傷害罪でも、ましてや殺人未遂でもない。

☆ レスラーが試合中に相手を殴打し流血させ、時には重篤な障害を与えたり死に至らしめても、それは罰せられない。

☆ そうしたことはこの規定によるとされる。


☆ 大相撲、日馬富士をめぐる騒動は証言が入り乱れ、藪の中になりつつある。ただ、日馬富士が後輩力士に暴行を働いたことはまちがいなさそうだ。土俵上なら正当行為だが、場外となると犯罪行為となる。暴行か傷害か、量刑は争点だろうが、書類送検されるのは間違いないだろう。

☆ 起訴されるかどうかは、後輩力士や貴乃花親方の対応次第か。刑事的にはそういうことだろうが、協会としてはどういう処分を下すのだろうか。不問に付すわけにはいくまい。協会の決まりでは、除名、解雇、番付降下、出場停止、減俸、譴責がある。

☆ 横綱なので番付降下はないだろうから、出場停止か、引退勧告というところか。


☆ ところで、教員が給食指導として児童・生徒に残さず食べるように指導することは、正当な業務行為だろうか。それとも体罰だろうか。体育の授業で持久走を走らせることはどうだろうか。さらには話題の「黒髪」問題はどうかな。

☆ そもそも教員の正当な業務行為って、どこまでなのだろうか。そんなことをふと思った。 
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「テラフォーマーズ」は挫折

2017-11-15 17:04:00 | Weblog
☆ 映画「テラフォーマーズ」(2016年)を見たが、途中で挫折。原作は結構面白かったのだが・・・。

☆ 俳優陣は豪華だったが、熱演すればするほど引いてしまった。テレビの戦隊モノの方がましかも。
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「スポットライト 世紀のスクープ」を観た

2017-11-15 15:14:19 | Weblog
☆ トム・マッカーシー監督「スポットライト 世紀のスクープ」(2015年)を観た。

☆ 特ダネを狙う記者たちの息吹が感じられる映画だった。その特ダネが、カトリック教会の暗部をえぐるような内容だけに、単なる娯楽映画ではなく、社会の不正を告発する内容になっている。

☆ カトリックの神父といえば「聖」の象徴のようなイメージがあるが、それが児童への性的虐待を繰り返していたという。それも一人の神父の非行ではなく数十人もの神父が手を染め、被害者は膨大な数に上るという。さらにひどいのは、教会上層部がその事実を隠蔽していたということだ。こうなると「神」も「仏」もあったもんじゃない。

☆ 私は若いころジャーナリストにあこがれていた。ジャーナリストもどきの仕事をしたこともある。映画の中でスクープを見つけそれを社に持ち帰るときのワクワク感。しびれるね。

☆ 日本映画では「クライマーズ・ハイ」が日航機事故を追う新聞記者を描いていた。クライマーズ・ハイとはうまく形容したものだ。極限状態の人間が感じる異常な高揚感。心が躍る。
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退場

2017-11-14 21:52:35 | Weblog
☆ 小池知事は「希望」の代表を辞任、知事職に専念するという。小池劇場は竜頭蛇尾に終わった。国政からの退場。功績と言えば、泥船状態の民進党に分裂の契機を与えたこと。

☆ 立憲民主、希望、民進に分裂した民進党。参議院選までには再編第2幕となりそうだ。

☆ 「勝てば官軍」が世の常だから逆風の小池知事。知事選、都議選と勝利を重ね、確かに舞い上がっていた感じがある。マスメディアもそれを煽っていた。落選議員の恨み節は仕方ないとして、小池氏自身は政治生命をかけて勝負をかけたのだから、むしろ賞賛に値すると思う。ただ自らの「政見」がまだ固まらず、また支える人材が不足していたことが痛かった。

☆ それを見抜いた安倍総理の方が戦術家として一枚上だったということだろう。


☆ 日馬富士関は暴行容疑で九州場所休場。酒を飲んで大暴れ、後輩をビール瓶で殴打したうえで、数十発殴ったという。どこぞの仁侠映画顔負けだ。強いだけではなく品格が問われる大相撲だけに、引退やむなしの声も上がっている。角界からの退場か。


☆ 経営再建中の東芝はテレビ事業を中国の企業に売却するという。ソニーの「ブラビア」、パナソニックの「ビエラ」、東芝の「レグザ」といえば、テレビの3大ブランドだから一抹の寂しさを感じる。

☆ 神戸製鋼、日産、東芝といった大企業が混迷している。日本の製造業が危ういということか。

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「強い風が吹いている」を観た

2017-11-14 01:16:27 | Weblog
☆ 映画「強い風が吹いている」(2009年)を観た。

☆ 部員がたった10人の弱小陸上部が、箱根駅伝を目指すというストーリー。

☆ ありえないような話だけれど、そこはフィクション。個性豊かな部員たちの頑張りが印象的だった。

☆ 走るのは苦しそうだったけれど、気持ちよさそうだった。
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「青空エール」を観た

2017-11-12 21:53:37 | Weblog
☆ 映画「青空エール」(2016年)を観た。すごくよかった。感動した。

☆ おじさんが、恋愛モノでウルウルするなんて。もう一度、Lelifeしてみたい!

☆ 甲子園の応援演奏にあこがれて、吹奏楽の名門校に入学してしまった女の子・小野つばさ。トランペットは全くの素人というから、無謀もいいところ。同じクラスに、将来を嘱望される野球部員・山田大介がいた。何の縁か二人はそれぞれの夢を誓い合う。

☆ それから2年半。いろいろなことがあって、最後はハッピーエンド。少女コミックらしいストーリーだが、この作品は許せる。むしろ、大いに励まされた。

☆ 二人を取り囲む面々も良かった。上野樹里さんは「のだめ」とは違った役作りだった。「スウィングガール」「のだめカンタービレ」と音楽モノに縁がある。「チンソクの夏」や「ジョゼと虎と魚たち」もそれぞれ好きだ。

☆ 青春っていいなぁ。
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「ボヴァリー夫人」

2017-11-12 10:19:49 | Weblog
☆ 朝日新聞、日曜日は「読書」のコーナーを楽しみにしている。

☆ 今日(12日)の「古典百名山」は、桜庭一樹さんがフローベール作「ボヴァリー夫人」を紹介されていた。

☆ 読書の楽しみを知ってしまった女性が、物語のような人生を夢見る小説だという。ただ、現実は物語のようにうまく着地させてはくれない。シンデレラストーリーなど稀有だ。結局は中くらいの幸せで満足できれば良い方だ。現実ではないからこそ、自分自身では体験できないからこそ小説の面白さがあるともいえる。

☆ 「更級日記」の作者も「源氏物語」にあこがれ、燃え上がる恋に胸をときめかしたことだろう。しかし、虚像が大きければ大きいだけ、現実は冷酷に感じるようだ。晩年の寂しさは、読者にしてみればそれも味わいだが、当の本人にしてみれば、「こんなはずじゃなかった」という一抹の後悔が伴うようだ。

☆ 毎日の夕食の献立を考え、スーパーで安売りの商品を探すのが現実。外見は日々の生活に追われみすぼらしくとも、心は豊かに生きたいものだ。読書はそれを実現してくれる。
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