じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

カルト指導者の死

2017-11-21 10:49:02 | Weblog
☆ アメリカでカルト集団を率いたマンソン受刑者が死亡した。家出少女を集めて「ファミリー」を築いていたあたりは、「イエスの箱舟」事件を思い出す。「信者」を教唆して殺人を実行させたあたりは「オウム真理教」事件を思い出す。

☆ 今、ネットフリックスで「マインドハンター」という番組を見ているが、その中にも登場してくる。

☆ 「マインドハンター」は、FBI捜査官が異常犯罪に挑むストーリー。その中でサイコパスへのインタビューの場面(もちろんフィクション)が織り込まれている。(このドラマではオープニングのタイトルバックでサブリミナルな挿入を行って恐怖を煽っている。)

☆ ドラマの中で、マンソン受刑者の醜悪な顔写真が何度も登場する。映画「シャイニング」(1980年)のジャック・ニコルソン顔負けの風貌だ。

☆ 余談ながら、警察発表の顔写真はどの顔も悪そうな顔をしている。これは一種の刷り込みだろうか。

☆ マンソン受刑者の生い立ちには同情すべき点もあるが、しかし被害者から見れば、そんなことは知ったことじゃない。犯罪はいかにして生まれるのか、人はいかにして犯罪者となるのか。ドラマの中で若いFBI捜査官とその彼女がデュルケムの逸脱の理論を論じていたが、興味深かった。逸脱は異常なことではなく、犯罪は社会病理の一表現とみなす。

☆ ドラマの中で捜査官は遺体を損壊し凌辱した死刑囚へのインタビューを試みている。雄弁に自らを語る死刑囚。座間事件を思い出した。

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