じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

レナウン倒産

2020-05-15 19:48:40 | Weblog
★ レナウンが倒産したという。

★ シルビー・バルタンが「プールサイドに~」と歌って踊った「レナウン娘」。今から思うとすごいなぁ。

★ アラン・ドロンがメッセージを言う「ダーバン」。映画のワンシーンを見るようなCMだった。今、見るとなおさらアラン・ドロンは男前だ。

★ チャールズ・ブロンソンの「マンダム」と並んで、印象に強く残っている。

★ 「イェイェ」のCMは斬新だったなぁ。そのころうちのテレビはまだ白黒だったかも。

★ 問題はそれなりにあっただろうが、希望の持てた時代だった。
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大沢在昌「鏡の顔」

2020-05-13 19:31:37 | Weblog
★ 大沢在昌さんの短編集「鏡の顔」(講談社文庫)から表題作を読んだ。

★ 殺し屋を生業としている男。職を転々とし、フォトライターに行きついた男。かつてトップモデルの女。この3人がある点で交錯する。

★ 殺し屋はスコープを通して標的の最期の顔を見つめ、最近はその表情に怯えるようになってきた。フォトライターはファインダーを通して人の内側を見つめようとしたが、最近は惰性に陥ってきた。

★ 自分のレンズを通して世界を見てきた二人の男が鏡越しに目を合わせる。

★ 映画のセットのようなインテリア。掃除も洗濯も炊事も考えなくてよい生活。庶民の日常ではありえない生き様。決して楽だとは思えないが、日常に溺れかけたときには逃避したい世界だ。

★ 男臭いハードボイルド。それでいて男の弱さも垣間見える。ハードボイルドと言えば松田優作さんの映画を思い起こす。サングラスの下の、優しいまなざしも。

★ 現実にはなりえない人物に感情移入できる。これが小説の面白さだ。
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小松成美「M 愛すべき人がいて」

2020-05-10 21:34:47 | Weblog
★ 話題のドラマ「M 愛すべき人がいて」、シリアスなのかパロディなのか、一説にはかつての「赤いシリーズ」を手掛けた大映テレビ路線と言うが、なかなか面白そうだったので原作本を読んだ。

★ 小松成美さんの「M 愛すべき人がいて」(幻冬舎文庫)を読んだ。芸能界を夢見て上京した17歳の少女と一世を風靡した15歳年上の音楽プロデューサーとの愛と別れの物語。少女コミックによくあるようなテーマだが、モデル小説で主人公の「あゆ」が浜崎あゆみさんだというから興味がわく。

★ 1990年代末、音楽界は活況で、エイベックスという会社はその大きな潮流をつくっていた。その専務であった「M」ことmax matsuura。師弟のような父娘のような二人だったが、その気持ちが恋へと発展してゆく。

★ Mを慕う「あゆ」はその気持ちを詩に書き、歌う。古い映像を見ると1998年頃はまだ幼い彼女だったが、わずか2、3年で大変身を遂げる。それは蝶が羽化するようだ。

★ M氏の「俺を信じろ」は名言だ。

★ さて、ドラマの方は第3話でいったん止まっている。地なのか演技なのか学芸会のようなノリが面白い。「スチュワーデス物語」の風間教官と堀ちえみさん、隻眼の秘書は、片平なぎささんの黒手袋を思い出す。
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映画「世界沈没」

2020-05-10 16:22:29 | Weblog
★ BBCの短編映画「世界沈没」(2004年)を観た。

★ 巨大加速器研究所の、ある博士が体験する地球終末の4つのシナリオをオムニバスで見せてくれる。

★ 午前7時、何事もないように1日が始まるのだが、第1話では地殻変動から巨大津波が発生しアメリカ東海岸が水没するというもの。2011年3月11日の東日本大震災、その津波が大都市を襲えばまさにこんな情景になったであろう。

★ 第2話は小惑星が地球と衝突するというもの。アメリカは核爆弾を積んだロケットを小惑星に衝突され軌道をズラそうとするのだが、砕かれたその破片が隕石なってベルリンの街に降り注ぐ。ロシア上空を隕石が通過したのは2013年だったかな。あの衝撃波はフィクションを超える。

★ 第3話は極東で発生した致死性のウイルスが、旅客機の乗客によって欧米に運ばれ都市がロックダウンするというもの。これは現在進行中の事態だ。番組の中で死者が30万に達したと言っているが、これも現実になっている。

★ 第4話は加速器の事故でブラックホール状の「場」が形成され、あらゆる物質を呑みこむというもの。これはまだ起こっていないが、第1話から3話までの流れで言うと、ありうる話だ。第4話が他と違うのは人為的に災害を招いたという事だ。

★ 終末論は気候変動による飢饉や核戦争、更には宇宙人による侵略や種の突然変異など、さまざまに想像できる。

★ 番組の中で繰り返されるフレーズ。「起こるかどうかではなく、いつ起こるかということだ」
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「Wherever You Are」

2020-05-09 17:39:06 | Weblog
★ 何気に聴いた「ONE OK ROCK」の「Whereve You Are」にはまっている。

★ 心に迫ってくるバラード。「君がどこにいようと、僕はいつも君を笑顔にするよ。君がどこにいようと、僕は君にそばにいるよ」って、おじさんが言うのも変だが、シビレるなぁ~。

★ 断然のボーカル、彼は森・森(元)夫妻の息子さんか。歌唱力って遺伝するのかな。そう言えばどこか森昌子さんの「越冬つばめ」に通じるものがあるかな。

★ 歌詞のWhereverやWhateverを見て、複合関係代名詞だ、とか、I always make you smileを聴いて、第5文型SVOCだと思ってしまうのは職業病だね。でも、高校の授業で使えそうだ。

★ ギターバージョン、ピアノバージョンも素敵だ。
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「離れていても・・・」

2020-05-09 09:34:54 | Weblog
★ 岐阜新聞の広告が話題になっている。

★ 一見、水玉模様の意味不明のデザイン。しかし、2メートル離れて見てみると文字が浮かび上がるという。

★ 私は、近視、乱視、それに老眼のせいかなかなか読み取れなかったが、種明かしを知ってから見ると確かに文字が浮かび上がった。目を細めるとより鮮明に。

★ 面白い。デザインの面白さ、「アハ体験」の快感、そして人は自分が見たいものしか見ていないという現実を実感できた。
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ドラマ「Cold Case」

2020-05-06 20:30:02 | Weblog
★ アメリカのドラマ「Cold Case」(2003年~)がアマゾンプレミアムで観られるようになった。以前は吹き替え版で観たが、今回は字幕版で楽しんでいる。

★ 迷宮入りした事件を、リリー・ラッシュを中心とするフィラデルフィアの刑事たちが解決するというもの。1話完結で観やすく、事件当時と現在とを映像を工夫してうまく対比させて見せている。事件当時のファッションや何よりも流行歌を効果的に使っている。(そのため著作権の関係でDVD化できないそうだが)

★ 今日は第1シーズン第8話「蝶々」(原題はFly Away)を観た。よくできた作品だった。何かに怯える母親と娘。次のシーンでは二人がアパートから飛び降り、幼い娘は亡くなり、母親は命はとりとめたものの昏睡の後、記憶に障がいが。犯人は誰なのか。

★ 刑事たちが真相を追っていくと意表をつく容疑者が。

★ ネタバレになるが、弱い人々を守るべき者がその職責を利用して己の欲望を満たすというところ、腹が立った。リリーのような刑事が現実にいてくれればよいのだが。

★ 窓際の蝶々の飾り。そう言えば先日観た「遺留捜査」の再放送では古いアニメキャラクターの短冊のついた風鈴が事件の鍵になっていた。ふと、そんなことが気になった。
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新しい食事風景

2020-05-05 17:13:39 | Weblog
★ 「新しい生活様式」、横並びでの食事が推奨されていた。カウンター方式だ。ある記事で「最後の晩餐」といっていたが、確かに横並びだ。

★ 私は松田優作さんが家庭教師役で活躍した「家族ゲーム」(1983年)を思い出す。家族4人、それに家庭教師を含めた5人の食事風景が印象的だった。少々「密」ではあるが、ああいう食卓風景になるのだろうか。

★ 最近はお一人様向けでカウンターに仕切りを設けるところもあったようだけれど、このご時世では重宝だろう。

★ マスク、紙製品、消毒液等、パスタや小麦粉など次々と品薄になっていったが、最近は使い捨てのビニール手袋や飛沫防止用のビニールシート(カーテン)が手に入りにくくなっている。ビニール手袋などは介護をしているとなくてはならない。

★ 非常事態、普段何気なく店頭に並んでいるものが、次々と姿を消してゆく。この戦いは長期化するという。次に不足するものは何だろうか。

★ ところで、アベノマスクは届く気配がなく、そうこうしているうちに近所のスーパーでは不織布マスクが出回ってきた。400億円はムダな出費だったようだ。

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「新しい生活様式」

2020-05-04 11:25:34 | Weblog
★ 政府の専門家会議は新型コロナウイルスとの長期戦(共存)は避けられないとして、「新しい生活様式」を提言したという。

★ 個人の生活様式や社会慣行にまで踏み込んだ内容になっている。毎日の検温など小中学生の「生活点検表」のような感じだ。公衆衛生上の措置とは言え、こうしたことは過度に敏感になったり、同じ行動をしない人に対するヒステリックなバッシング(究極はファシズム)につながる危険性がある。おおらかな気持ちで対応したいものだ。

★ ところで「歌や応援もダメ」というから、スタジアムでのスポーツ観戦や芸能イベントも1、2年は自粛せよということか。テレビの番組作りも変わりそうだ。個人レベルではカラオケなども自粛ということか。対面での飲食、歓談も控えてくださいということか。冠婚葬祭も様変わりするかも。飲食店などの受難は長引きそうだ。

★ 宗教の布教活動や選挙運動も変わりそうだ。夜の街は当分再開できそうもない。

★ そう考えると、3密を避けられない学校はどうなるのか。授業中の発話を制限して授業は成り立つのだろうか。教員の講義はどうなるのだろうか。スーパーのレジのように教卓の前にビニールカーテンでも設置するのか。生徒の机の間にもビニールのパーテーションを設置するのか。アクティブ・ラーニングなど全く不可能だ。

★ 休憩時間や昼食時の生徒同士の会話を制限するのか。防護服を着て授業を受けるなどといったパロディのような状況も想像できる。

★ 感染を恐れる親に、子どもを通学させない権利はあるのか。懐かしい「教育権」論争にまで発展しそうだ。学校再開には無理難題が待ち構えている。いっそう「感染ったら感染ったときだ」と開き直りたくもなる。

★ 禁欲生活。中世に逆戻りか。早くワクチンが開発されるか、せめて、重症化を防ぐ特効薬を開発して欲しいものだ。
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ドラマ「負けて、勝つ」

2020-05-03 22:09:36 | Weblog
★ NHKドラマ「負けて、勝つ」(2012年)の第1話と第2話を観た。吉田茂の物語。終戦直後、東久邇宮内閣、幣原喜重郎内閣で外務大臣を務めた吉田茂が自らの内閣を組閣するまでを描いていた。

★ 事実に基づいたフィクションだと銘打っているので、それを念頭に置きつつ、敗戦、GHQによる占領と今までになかった国難に直面する中、政策の中枢にいた人々の動静がよくわかった。

★ まずは、マッカーサーの描き方が厳しいなぁ。吉田茂もカンシャクもちで、付き合いたくないタイプの人物だ。しかし、こういう癖のある人々でなければ、あの時代を切り抜けていくことはできなかったのだろうね。

★ 憲法をめぐる、右往左往。結局は天皇のツルの一声って感じでGHQ案が受け入れられた。憲法をめぐっては施行から70年あまりたっても議論が絶えない。議論し続けることが大切なのだとも思える。

★ コロナ騒動は戦後最大の国難だ。そしてこれは世界的な混乱の入り口に過ぎないのかもしれない。アフターコロナ、世界はどうなっていくのか。楽しみでもあり、不安でもある。
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