★ いよいよ「新学期」が始まるので教材研究。小学校は検定教科書が新しくなった。6年生の国語、光村図書版では最初の題材が重松清さんの「カレーライス」から森絵都さんの「帰り道」に変わった。
★ 「カレーライス」では、父親と思春期の息子との微妙な関係が描かれていた。父親は息子が「甘口」のカレーライスを食べると思っていたが「中辛」を食べるのに驚き、「おまえ、もう『中辛』なのか」というセリフが印象的だった。
★ 森絵都さんの「帰り道」では、周也、律という二人の少年が登場する。小学4年生から同じクラス、家も近いとあって仲の良い二人だったが、最近ちょっと関係が怪しい。一方的に話しかける(それも話題があちこちに飛ぶ)周也に律はついていけない。黙ることが多くなった。それでいて心の中では自己嫌悪や周也への嫉妬心が芽生えている。
★ 一方の周也も律との関係が気がかりだ。なんとか気持ちを伝えたいのだが、思っていることがうまく表現できない。つまらない話題ばかりが口から飛び出し、シラケた雰囲気に。
★ この二人が一緒に家に帰る。同じ場面を二人の視点から描いているところが教科書の教材としては斬新だ。
★ 自分の気持ちを人に伝えるというのは難しい。
★ ところで、「カレーライス」は父と息子、「帰り道」は二人の少年が主人公だが、どうも男の子が中心だ。これってジェンダー的にはどうなのだろうか。
★ 「カレーライス」では、父親と思春期の息子との微妙な関係が描かれていた。父親は息子が「甘口」のカレーライスを食べると思っていたが「中辛」を食べるのに驚き、「おまえ、もう『中辛』なのか」というセリフが印象的だった。
★ 森絵都さんの「帰り道」では、周也、律という二人の少年が登場する。小学4年生から同じクラス、家も近いとあって仲の良い二人だったが、最近ちょっと関係が怪しい。一方的に話しかける(それも話題があちこちに飛ぶ)周也に律はついていけない。黙ることが多くなった。それでいて心の中では自己嫌悪や周也への嫉妬心が芽生えている。
★ 一方の周也も律との関係が気がかりだ。なんとか気持ちを伝えたいのだが、思っていることがうまく表現できない。つまらない話題ばかりが口から飛び出し、シラケた雰囲気に。
★ この二人が一緒に家に帰る。同じ場面を二人の視点から描いているところが教科書の教材としては斬新だ。
★ 自分の気持ちを人に伝えるというのは難しい。
★ ところで、「カレーライス」は父と息子、「帰り道」は二人の少年が主人公だが、どうも男の子が中心だ。これってジェンダー的にはどうなのだろうか。