一週間上映！

一週間のみの上映！
その最終日に、滑り込みで観てきました。
こんなのが多いですね～ワタクシ…。
ご近所さんの映画館、都市部とはすこし遅れての上映が多く、見ごたえのある映画が次々に。いつも新聞で上映期間、上映時間をチェックしつつ、観に行ってます。

『ずっとあなたを愛してる』
２００８年・フランスとドイツの合作、英国アカデミー賞最優秀外国語映画賞受賞作、です。

簡単なあらすじは…。
１５年の刑期を終えた姉・ジュリエットが妹・レアの家に一時身を寄せることになりました。
姉は過去の出来事を一切話そうとせず妹も聞こうともせず、ただひたすら姉を受け入れ、献身的に尽くします。
妹の家族は、夫、夫の父、そして二人の娘たち。ジュリエットはいろんな葛藤を乗り越えて、妹家族とも心打ち解けるようになり…。

姉妹がプールでくつろいだ感じで泳ぎながら話すシーンが印象的だったなぁ。心がほどける瞬間というか、そんな感じ。
二人が小さい頃を思い出してするピアノの連弾をするところも、美しかった。

新しい環境で、姉にも新たな理解者が現れるのだけれど、
その彼にもほかの誰にも話したことのない過去の出来事があり、
そうして、彼が孤独なときに本の存在にいかに助けられたかと語ったことも心に深く残りました。

一緒に住むことになった妹の夫の父は、失語症で一切話すことができないのですが、
ただただその存在が温かくて、孫たちとじゃれ合ったり、部屋でじっくり本を読んだりと、
そのおだやかでときにちゃめっけのある姿に姉はそうとう心安らいだのではないかと思いました。
父の部屋がそれはまた素敵で、本棚に埋もれたような重厚感のある部屋で、燈る灯りも居心地良くて、
「ちょっとこの部屋にいさせて」と言いたくなる気持ち、よ～く分かりました。

主演はクリスティン・スコット・トーマス。
凛とした知的な美しさ、すてきでした。

これから咲きます

夏にはいってから、種をまいたひまわりさん、です。

「これから咲きます」と今朝のこと、言ってました。