ある朝、目覚めて、ベッドから部屋をぐるりと見回した時、
部屋中に本が並んでいることに改めて気づきました。
本棚に、
ピアノの上に、
机の上に、
部屋の片隅に積んである段ボールの中にも(これは一箱古本市用)
一体何冊あるんだろう。
でも、です。
私はあまり本を買わない方だと自分では思っているのです。
日常読む本は、ほとんど図書館で借りたもの。
なので、最新のベストセラーさんとは縁遠いです。
何しろ図書館で予約したら400人待ちとかですから。
しかしー、私にとっては、今読んでいる本が、私のベスト本、旬の本と思ってます。
で、そんな私が最近買った2冊の本です。
まずは、『三行で撃つ 〈善く、生きる〉ための文章塾』(近藤康太郎、CCCメディアハウス)。
この本は、どこで出会ったか思い出せなくて、自分でも笑いました。
本に関してはいろんなところにアンテナを張ってます。
どこかで出会って、ピンときて、すぐさま図書館に予約したんですよね。笑笑笑笑。
もう付箋だらけ。
読めば読むほどに、響きまくり。
ブログも、
ツイッターも、
フェイスブック(今は見るだけ)も、
インスタも、
ネット書評も、
ずっと楽しくて投稿している私。
ただ書くのが好きなんです。
だから、続くんですよね。
今回、実家の家じまいをして、
父の遺した膨大なノートを前にして、しみじみ思いました。
父も書くのが好きだったのだなぁと。
その一部はさよならせずに、持ち帰りました。
しかしまた読めずにいます。
これまた父が学生時代に使っていたジェラルミンのスーツケースにしまってあります。
横道にそれてしまいましたが、
きっと、これからも文章を書き続ける私にとって、この本との出会いは、また新しい扉を開いたような衝撃がありました。
この本を読んでいると、著者の近藤康太郎さんの熱がビシバシ伝わります。
第7章は「生まれたからには生きてみる」と書いてありました。
ちょっと引いてみますね。
⭐️
第22発
文章、とは
ー良く生きる、善く生きる、好く生きる。
(272ページ)
⭐️
私はこの〈文章〉いう文字の次に打ってある読点に、大共感しました。
読点、大事です。
そうして〈善く生きる〉このフレーズにも!
なんせ、このブログのタイトル、
「マドレーヌの一日一善」ですもんね。
『三行で撃つ』は買いました。
そりゃあ、もう買うでしょう。
こんなに心から持っていかれてますから。
まずは付箋を移しました。
それから、図書館に本を返した帰りに、
お気に入りの文具屋さんに寄って、ダマートグラフを3本買いました。
著者の近藤さんはこう書いてました。(266ページ)
⭐️
本を読んで、いいまわし、語彙、文体、腑に落ちた論理、気に入ったナラティブはとにかく線を引きまくる。
鉛筆でも三色ボールペンでも、なんでも構わない。
わたしは、目立つうえに書くスピードが速いので、黄色のダマートグラフを使っている。
⭐️
もう、買うしかないです。😆
迷いに迷った挙げ句、黄色2本と緑色1本!
さぁ、ダーマトグラフと一緒に『三行で撃つ』の旅、へ。
いつになく長文!
最後までお付き合い、ありがとうございました。
最初に買って読んで、図書館でリクエストした本に関しては、また次回に熱く語らせてください。