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平松洋子さん著の『おあげさん』(PARCO出版、2022)を読んでいたら、
『御馳走帖』(内田百閒著、解説・平山三郎、中公文庫、1979)の話題が登場しました。
あっ、えっ、その本、持ってます。
今年の一箱古本市で買いました!
すぐさまその本を探し出して、
平松洋子さんが紹介されていた「油揚げ」のページを読む。
ふむふむ。
うーん、美味しそう。
油揚げを焼いた一品です。
そのエピソードが内田さんの幼少期の思い出から、大人になって家に訪ねてくれた友だちにある御馳走(当時の彼にとっては)をしたところ、そしてその友だちが別の場所でこんなことを言ってたというところまで。
読む私も気持ちの振り幅が激しく、
内田少年と一緒に油揚げの焼いたのを食べたいと家に走り帰り、
友だちにご馳走する喜びを味わい、
それから、後日談を聞いて少しクスリと感じたけれど、最後はじわじわ想いにふける。
それにしても、こんな感じで、本が本を呼ぶのは、思いがけなくもあり、すこぶる楽しい。
そうして、部屋を見渡せば、テーブル回りをはじめ、あっちにも、こっちにも、本の山です。 😊
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松山あげ、冷蔵庫に常備です。
#おあげさん
#御馳走帖