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週末の散歩コースで立ち寄り、開催当日にその開催を知りました。まだ余裕があるとのことで、参加しました。
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ふくやま文学館であった「井伏鱒二さんについての講演会」です。没後23年、彼の作品は古さをちっとも感じません。
彼のあの飄々としたユーモアがありながらも、しっかり自分の想いを主張する作風が好きです。
「山椒魚」や「厄除け詩集」や「ドリトル先生」訳本や。
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きっかり90分、大学の講義のようでした。井伏鱒二作品、またまた読みたくなりましたよ。
「井伏鱒二作品にクライマックスがないのは、人生においても社会においても大円団の解決などないのだという認識があるため」と、配布資料に書いてあり、なんだか大いに納得しました。タイミングよく参加でき、うれしかったな。